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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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”ありがとう”の力

2位関西大学との激戦を制し、4試合を残しリーグ優勝を決めた阪南大学。スタンドから試合を撮影していた私は、終了後ロッカールームで選手たちとガッチリ握手を交わしました。その時DF岩本友幸(3回、東海学園)から言われた「ありがとう」という一言は、私にとってかけがえのないものになるでしょう。
 以前コラムでチームにおける自分のポジションは今まだ分からない。と書いたことがあります。しかし現在それは明確になっています。 “雑用” 受け入れがたいと少なからず思えたこの言葉。しかし阪南の試合やスカウティングでビデオを撮り、練習では道具の準備、片付け、ボール拾いなど。私のしていることは間違いなく雑用です。そのなかでも意識を高く保ち選手のプレーから、スタッフの指導から何かを盗み、学ぶことがこのチームに在籍する価値だと信じてやってきました。
 しかし岩本のくれた言葉は、つまり私のチームに対する「貢献」を認めてくれたものだと思うのです。ピッチ上でDFラインを統率し、相手を封じ込める彼のソレと比べたら本当に微々たるモノかもしれません。しかし勝利の、或は阪南のサッカーをするために必要なファクターの中のコンマ数パーセントだとしても、私の存在が必要だったと言ってもらえたあの瞬間は“雑用”から“仕事”へと価値観が変化するものでした。
 
これからの2カ月弱は、阪南が真の目的を達成する重要な過程になることは言うまでもありません。私も自信の存在がさらに大きなプラスアルファとなれるよう成長しなければなりません。

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