Team
終戦を告げるホイッスルが無常に鳴り響いたあの日から、すでに一週間が経過したとはとても思えません。我々は0-2で中京大学に敗れ、初戦で大会を後にしました。
「悔しいのは負けたこと以上に、“阪南が阪南ではなかった”こと。あれが俺たちのサッカーだと思われたくない。」選手は皆、まるで別のチームになってしまったかのようなパフォーマンスへの後悔を口にします。
もし原因のひとつに2年ぶりの全国大会という経験上のブランクが挙げられるなら、阪南大は今大会以降その常連へと成長しなければなりません。それは私たち後輩が、4回生が流した涙に報いるたったひとつの方法なのです。
そのための新たな挑戦は始まっています。
「失点のシーンが頭から離れない。ホンマに悔しい。」先日の練習前、CBで先発出場した二見(宏志=3回、奈良育英)はそう呟きながらスパイクのひもを結んでいました。その想いが、その気持ちを持ち続けることが成長に繋がるのではないでしょうか。勝っても、負けてもそこから何かを得て前進する。それが我々のスタイルです。
写真の笑顔は、このチームが最高であったことを表しています。来シーズンは“最高で最強”のチームになってみせます。