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　第8節同志社大学との一戦に1-3で敗れたことで我々阪南大学のインカレ出場の可能性は完全に消滅しました。

「残り3試合どうすんの?」冷酷な疑問が各選手の心に少なからず存在しているかもしれません。

　私は“All for 成長”と捉えたい。この3試合が終わっても、3回生以下には当然来シーズンがあり、4回生にも次のステージが待っています。私もまた別の場所でサッカーに生きることになる。「だから1試合も無駄にできない」そう思うのです。
　
　阪南大学に来て、私はサッカーの深さを知りました。吉川健太くん(現カターレ富山)のプレーを観て「こんなことまで、こんなに早く考えてプレーしてるのか」と衝撃を受けました。スタッフが練習中に呟いている独り言を聞いて「そうやって観るのか」と感動しました。「だからここで過ごす時間を少しも無駄にしたくない」そう思うのです。

　常に勝つことはできなくても、常に学ぶことは可能だと私は信じています。ずっと後で振り返ったときに勝利以上に成長してきたことが大きな意味を持つことになる場合もあると思う。だからAll for 成長。