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ヤング魂 by 長谷川望

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[第53回]DF村上瑠哉(FC古河)「チームが誇る強靭なフィジカル」
by 長谷川望

 茨城県古河市で活動しているFC古河。2014年度の高校サッカー選手権で前橋育英高校を準優勝に導き、優秀選手に選ばれた鈴木徳真(筑波大)を輩出した同県の強豪クラブだ。

 クラブの理事長兼監督を務める岩﨑勇二氏は、チームに対する想いを次のように語る。「3年間で結果を出したいというのもありますが、将来プロで活躍できるような選手、またプロの世界で活躍して日の丸を付けられるような選手を育てたいという思いを強く持ってやっています。今は関東リーグでの勝利を目指してベースアップをしていきたいです」。プロを目指す選手たちの将来を一番に考え、これから更に進化していく。

 今回は、守備の要としてチームに貢献する中学3年生に注目したい!

PICK UP選手
 村上瑠哉(るか)くん(15)。ポジションはセンターバック。彼の持ち味は、セットプレー時の競り合いで負けない身体の強さだ。先輩に勧めてもらい、栃木県から古河に通っており、「相手に身体を入れられたりするんですけど、踏ん張って身体をぶつけて負けないようにしています」と、セットプレー時に心がけていることを話してくれた。

どんな選手!?
 岩﨑監督は「とても真面目で身体能力が高く、1対1の場面での強さがある選手です。また、身体が大きいので、その強さを活かしながら、相手と駆け引きできるような選手に成長してほしいと思います」と、期待を寄せている。

 身体を張ってゴール前を守る村上くんの強さは、チームメイトからも「身体が大きい!」「競り合いに強い!」と、フィジカルの強さを真っ先に上げてくるほどだ。

 家ではどのような取り組みしているのか聞いた。「週に2、3回は、筋トレ用のグッズを使って、1時間くらいトレーニングしています」。取材に対し、まっすぐ真剣な表情で答えてくれた村上くん。監督が「真面目な性格」と言うのが蘇る。これからより一層自分の強みに磨きをかけて、チームの強固な守りを築き上げていくだろう。

気になる質問‼
――好きな選手はいますか?
ジェラール・ピケ選手(バルセロナ)。フィジカルの強さだったり、パスカットを参考にしています」

――将来の夢を教えてください!
「ビッグクラブでプレーすることです。バルサでプレーしてみたいです!」

――休みの日は何をしていますか?
「休みの日は家族と出かけたり、友達と遊んでいます。最近は東京に服を買いに行きました」

――これからも頑張ってください!
「勝つために守備や攻撃をしっかりやって、一日一日を大切にしていきたいです!」


◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。ロンドン五輪で女子レスリング金メダリスト伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、TBS元旦スポーツ祭り『2013年にかけるアスリートたち』、WOWOW『金曜カーソル』などテレビ番組でも活躍中。
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