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ヤング魂 by 長谷川望

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[第65回]DF杉本裕哉(東急Sレイエス)「身体を張るセンターバック!全国への挑戦」
by 長谷川望

 東急SレイエスFCは、現在神奈川県(U-15)サッカーリーグのトップリーグで、現在12試合負けなし、失点3(7月23日現在)で首位走る神奈川県の強豪チーム。また、関東地域代表として8月に行われる第31回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の出場が決まっている。

 近年の結果は「日頃から結果の要因は全て自分たちと日常の中にあると考え、目標に相応しい姿になれるよう選手たちが努力しただけです」とチームを率いる阪本洋平監督は話す。「去年は関東リーグ2部に所属していましたが、そういう経験も含めて、選手たちが今まで積み重ねきた成果がクラブを成長させています。そして、そういう先輩たちのおかげで、意識の高い選手が集まってくれるようになりました。あとは、あまりスタッフが入れ替わらないでやってこれているので、何で負けたのか、何で勝ったのかを分析して次に繋げることが出来ています。その繰り返しです」。

 選手と指導陣が共に経験を積み重ね、関東を代表する強豪チームへと成長している東急Sレイエス。去年初出場し、予選敗退となったクラブユース選手権、今年はその悔しさをばねに全国に挑む!

 今回は、チームの守備の要として全国への切符を手にした中学3年生をピックアップ!

PICK UP選手
 杉本裕哉くん(15)。ポジションはセンターバック。得意なプレーは、相手のディフェンスの裏へ放つロングフィードだ。

「チームはパスサッカーをするので、ミニゲームや3対3の練習が多いです。そのなかで、僕は1対1で抜かれる時があるので、1対1のディフェンスに力を入れています」と、普段の取り組みについて教えてくれた。

どんな選手!?
 阪本監督は杉本くんの能力を評価している。「とてもCBに向いている選手。性格は真面目で、体格も良いので、CBとして一番大切な部分である相手の攻撃を止めたり、身体を張ったりすることをしっかりできる選手です。精神的にナイーブな一面もありますが、いつも声を出してチームを鼓舞してくれています」。
 
 このクラブではトレーナーがついているのも魅力の一つだ。杉本くんもトレーナーの指導のもと、体調管理を自分でしっかりと行っている。「熱中症予防やコンディションの維持のために、練習中の水分補給は1時間に350mlはとるように気をつけています」。

 県リーグでは、失点3という素晴らしい結果を残している東急Sレイエス。それは、チーム全員の努力の成果であり、最終ラインで相手を迎え撃つCBも大きく貢献している。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
セルヒオ・ラモス選手(レアル・マドリー)です。プレーは激しいんですけど、冷静な判断で、最後の決定的なプレーを阻止するシーンが多いので、そういうところを真似できたら良いなと思います」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、 最少失点でJリーグ優勝をしたいです!」

――これからも頑張ってください!
「クラブユースの全国大会があるので、そこでどれだけ力を発揮できるか試したいです。あとは、CBとして後ろからゲームを作れる選手になれるように頑張ります!」


◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。ロンドン五輪で女子レスリング金メダリスト伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、TBS元旦スポーツ祭り『2013年にかけるアスリートたち』、WOWOW『金曜カーソル』などテレビ番組でも活躍中。
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