beacon

名古屋は8強懸けアデレード・Uと激突、増川「結果を残して帰る」

このエントリーをはてなブックマークに追加
 名古屋グランパスは29日、AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)と対戦する。ベスト8進出を懸けた一発勝負のアウェー戦は、08年アジア王者のG大阪、09年優勝の浦項スティーラーズ(韓国)、ブニョドコル(ウズベキスタン)と同組だったグループEを首位通過してきた難敵との戦いだ。

 決戦を翌日に控えた28日にはストイコビッチ監督とDF増川隆洋が前日会見に出席。意気込みを語った。

以下、名古屋より会見要旨

ストイコビッチ監督
─明日の試合に向けての抱負をお願いします。
「皆さん、こんにちは。私はアデレードに来たのは3度目ですが、アデレードは、素晴らしい空ととてもクリーンな雰囲気の街ですね。97・98年には選手としてキャンプで過ごしたことがあり、また戻ってくることができました。このような美しい場所に住めることは、アデレードのみなさんはとてもラッキーだと思います。
 ただし、今回はバケーションで来た訳ではありません。良い試合をするためにやって来ました。アデレード・ユナイテッドはとても強く、素晴らしいチームだと思っていますので、明日はタフなものになると思っています。
 アデレード・ユナイテッドのホームゲームですので、我々はハードな試合を強いられると思いますが、これはひとつの"テスト"だと捉えて戦いたいと思います」

─アデレード・ユナイテッドのチームの印象はいかがでしょうか?
「アデレード・ユナイテッドのことはとても尊重しています。いつも上位にいて、良いサッカーをするチームの印象です。フィジカルの強さだけでなく、我慢強く、しっかりと、得点するまで組み立ててくるチームだと思います。もちろん相手チームのことは尊重していますが、我々はベストを尽くして、明日は良いサッカーをして勝ちたいです」

─先ほどのアデレード・ユナイテッドの公式会見を後ろでご覧になっていましたが、どう思われましたか?
「皆さんは、先ほどの会見で話していたことを全部信じましたか?(笑)
 アデレード・ユナイテッドとは良い関係が築けていると思っています。2チーム共、良いサッカーをするチームで、目標は"勝つこと"、次のラウンドへ進むことですが、お互いにサプライズ的要素、隠すものや作戦は何もないと思います。アデレード・ユナイテッドはしっかりと我慢してやってきますし、ゴール前へのボールには4、5人がコースに入ってきますので、しっかりとゴールを守っていきたいと思います。フィジカル的な部分だけでないチームだと思っています。我々としては、しっかりと守備をして、必ず勝ちたいと思います。相手のMFヴィドシッチ選手の“魔法”のようなタッチには気を付けたいと思います」

─AFCチャンピオンズリーグと国内リーグではどちらを重要視されていますか?
「私としては、プライオリティが高いのはJ1リーグの方が上です。もちろん、AFCチャンピオンズリーグは国際的な大会で、価値があると思いますが、遠征距離が長く、我々はほぼ1日掛けてアデレードに来ました。しかしアジアはとても大きいですので、許して貰えるなら、アジアを小さく刻んでほしい位です(笑)。もちろん、今回、ここまで勝ちに来ました。ギブアップしにきた訳ではありません。次のラウンドへ進むチャンスを掴むためにベストを尽くしたいと思います。
 AFCチャンピオンズリーグは日本の選手だけでなく、外国人選手達にとっても、国外での戦いができますし、良い経験になると思っています。中国や韓国、このオーストラリアなど、地球の別の土地でサッカーができることはとても良いことだと思っています」

●DF増川隆洋
─昨年のラウンド16では、怪我の為、出場できずに、チームもアウェイの韓国で負けてしまいましたが、明日の試合に向けての意気込みを聞かせて下さい。
「去年はラウンド16に進みながらプレーすることができなかったので、悔しさというかもどかしさは凄く残っています。チームに対しての責任も感じていましたので、今回はしっかりと戦って、チームの勝利に貢献したいと思います。アデレードへはもちろん勝ちに来ましたので、結果を残して帰りたいと思います」
▼関連リンク
ACL2012特設ページ

TOP