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Jは無敗もACLは未勝利でGL敗退、浦和GK西川「すごくもどかしい」

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[4.21 ACLグループリーグ第5節 浦和1-2水原三星]

 神がかり的セーブを連発した。前半から何度も訪れる危機を浦和レッズGK西川周作は防ぎ続ける。しかし、チームは1-2の逆転負けを喫して未勝利のままGL敗退が決まった。

 この試合、引き分け以下でGL敗退が決まる浦和は、前半からゴールを脅かされてしまう。だが、ここで西川が立ちはだかった。前半20分にはスルーパスから抜け出したMFソ・ジョンジンのシュートをストップし、同30分にはDFヤン・サンミンにフリーで放たれるがこれも弾き出す。さらに同40分にはMFクォン・チャンフンの至近距離からのシュートを阻み、劣勢に立たされたチームを救い続ける。

「1本目のスルーパスは自分のポジショニングも把握できていたし、相手が近くなればなるほどコースは限定されてくるので、股を狙わせた思いどおりのプレーができし、前半は我慢する時間帯が長かったですが、皆でしっかり守れていたことはポジティブに考えていました」

 しかし、攻撃陣が西川の奮闘に応えるように後半24分にFWズラタンのゴールで先制しながらも、チームはその後、2点を奪われて1-2の逆転負けを喫した。2失点ともクロスからの失点であり、西川も「偶然でも何でもない」と唇を噛んだ。

 1分4敗と未勝利のままGL敗退となったACLとは対照的に、J1リーグでは4勝2分と無敗で首位に立っている。「自分たちが日本でしか勝てていないという部分では、すごくもどかしい気持ちです」と話すと、「内容は良くても最後に決められてしまうのは、自分たちに足りないものがあるからだと思う」と悔しさを滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
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