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FC東京、首位陥落…全北にリベンジ果たせずホームで3失点完敗

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[4.20 ACLグループリーグ第5節 FC東京 0-3 全北現代 東京ス]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第5節が20日に行われ、グループEではグループ首位に立つFC東京が勝ち点1差で追う2位の全北現代(韓国)をホームに迎えた。前半34分と後半16分に失点したFC東京は、後半アディショナルタイムにダメ押しゴールを奪われて0-3の完封負けを喫した。首位陥落となったFC東京は5月4日に行われる第6節でビン・ズオン(ベトナム)とアウェーで対戦する。

 勝てばグループリーグ突破が決まるホームのFC東京は4月16日に行われたJ1第7節川崎F戦(●2-4)から先発6人を入れ替え、DF吉本一謙、DF駒野友一、MF羽生直剛、MF水沼宏太、MF東慶悟、この試合がトップチームデビューとなるGK圍謙太朗を先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 第1節のアウェー戦では1-2の敗戦を喫しており、城福浩監督も「アウェーでの借りを返す」とリベンジを誓うFC東京は序盤からボールを保持すると、前半12分にはシュートチャンスを創出。しかし、DF徳永悠平のクロスからMF羽生直剛が放ったヘディングシュートは相手DFにはね返され、こぼれ球をMFハ・デソンが狙うも相手DFのブロックに遭って先制点を奪うには至らなかった。

 前半17分には羽生がMF田邉草民と交代するアクシデントが発生。その後もFC東京はボールを保持しながらも、全北の守備に苦しんでシュートまで持ち込む場面を創出できない。すると、前半34分にFWリカルド・ロペスのスルーパスに反応したMFキム・ボギョンにネットを揺らされて先制を許してしまった。

 1-0と全北にリードを許したまま後半を迎えると、水沼に代えてFW阿部拓馬を投入した。前半8分には細かいパス交換からPA内に進入した阿部がシュートまで持ち込んだが、ボールはゴールマウスを捉え切ることができず。すると同16分、中盤でパスミスを奪われてカウンターを浴びると、最後はキム・ボギョンの折り返しをMFイ・ジェソンにヘッドで決められてリードを2点差に広げられてしまう。

 後半21分にはFW前田遼一に代えてFW平山相太を投入して状況を打開しようと試みる。同35分には左サイドを突破した駒野のクロスの流れから至近距離から阿部が狙うも、ゴールネットを揺らすには至らず。最後まで全北の守備を攻略できなかったFC東京は、後半アディショナルタイムにダメ押しゴールを奪われて0-3の完封負けを喫した。

(取材・文 折戸岳彦)

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