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敵地でドローの浦和…槙野、第2戦に向けて「サポーターの力を借りて突破したい」

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FWフッキを止めようとするDF槙野智章

[8.27 ACL準々決勝第1戦 上海上港2-2浦和 上海]

 前半だけで2点をリードしながらも、後半にPK2本で追い付かれてしまった。敵地でアウェーゴールを2つ奪ってのドローという結果に、浦和レッズDF槙野智章は試合後「プラスに考えていいと思う」と振り返った。

 試合が動いたのは試合開始早々の前半3分だった。左サイドでFKの好機を得ると、キッカーを務めたMF長澤和輝がゴール前にボールを供給。「長澤選手にここに蹴ってくれと言っていた」という槙野の元へとボールは向かってくるが、飛び出したGKイエン・ジュンリンがキャッチしたと思われた。しかし、まさかのキャッチミスで落球すると、いち早く反応した槙野がねじ込んで先制点を奪取した。

「素晴らしいボールだったし、自分の得点感覚、嗅覚が鈍っていなくて良かった」

 さらに前半30分にはカウンターを発動させると、長澤の浮き球のパスから最終ライン裏を突いたFW興梠慎三がゴールを陥れ、リードを2点差に広げる。「前半、素晴らしいゲームだった」と語ったように2-0と2点をリードして前半を折り返す。しかし、後半は押し込まれる時間帯が続き、同4分と同26分にFWフッキにPKを決められて2-2のドローに持ち込まれてしまった。

「何とか3点目を狙いに行く姿勢を持っていたけど、結果的に2失点してしまった。ただ、アウェーゴールを2点取れたことはプラスに考えていいし、次につながる内容と結果だったと思う」

 ホームで行われる第2戦は9月17日に行われる。「今日、この地にやってきたように自分たちが攻撃の姿勢を持つことが大事だと思っている。受け身にならないようにしたい」と答えた槙野は、「自分たちらしく、ホームの素晴らしいサポーターの力を借りて突破したい」と力強く語った。

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