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ホセ・カンテが90+4分豪快ボレー弾!! アジア王者浦和、敵地武漢で苦戦もACLドロー発進

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FWホセ・カンテがボレー弾

[9.20 ACLグループJ第1節 武漢 2-2 浦和]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は20日、グループリーグ第1節を行い、前回王者の浦和レッズ武漢三鎮(中国)と敵地で対戦した。終盤まで1-2で先行され、黒星スタートが見えてくる中、後半アディショナルタイム4分にFWホセ・カンテがスーパーボレー弾。2-2のドローに持ち込み、敵地で勝ち点1をもぎ取った。

 前回王者の大会初戦は中国でのアウェーゲーム。かつて川崎Fを指揮した高畠勉監督が率いる武漢に乗り込んだ。中4日の連戦ということもあり、J1前節の京都戦から先発5人を変更。FWブライアン・リンセン、MF高橋利樹、MF伊藤敦樹、DF大畑歩夢、DF岩波拓也が新たに先発した。

 浦和は前半3分、MF安居海渡のボレーシュートでさっそく枠内を襲い、幸先の良いスタート。ところが同10分、MFジャン・シャオビンにフリーでボールを持たれると、FWアジズとのワンツーからバイタルエリアに潜り込まれ、右足の強烈なシュートを決められて先制を許した。

 浦和は前半25分、鋭い攻守の切り替えからMF岩尾憲の縦パスが入り、リンセンが右足アウトでシュート。GKに止められたが、ようやく良い守備から良い攻撃の形を作った。さらに同27分、伊藤がペナルティエリア左にうまく顔を出し、折り返しから安居が狙ったが、右ポストに弾かれた。

 そのまま試合は後半へ。浦和は後半開始時、岩波、大畑、高橋の3選手を一気に下げ、DFマリウス・ホイブラーテン、DF明本考浩、MF関根貴大を投入し、攻勢に出る。すると同10分、右に開いた安居がクロスを上げると、絶妙なタイミングで飛び込んだリンセンがヘディングシュート。これを突き刺して同点に追いついた。

 ところが浦和は後半15分、自陣左サイドの深い位置でボールを失い、武漢に波状攻撃を展開されると、エリア内で明本がFWダヴィドソンに空中戦でバックチャージ。VARの介入でファウルを取られ、武漢にPKが与えられた。

 浦和はここで後半から起用していた明本を下げ、FWホセ・カンテを投入。PKはダヴィドソンにゴール左隅に決められ、またしてもリードを奪われた。

 なんとか追いつきたい浦和は後半41分、右サイドを攻め上がったカンテがFWレン・ハンの危険なチャージを受けて転倒。その場でイエローカードが出され、レッドカードの可能性があるとしてVARが介入したが、主審は判定を変えなかった。

 それでも後半アディショナルタイム4分、浦和は相手ゴール前で波状攻撃を仕掛けると、リンセンのこぼれ球にペナルティアーク付近で反応したホセ・カンテが左足一閃。豪快なボレーシュートを突き刺し、土壇場で追いついた。そのままタイムアップ。前回王者が辛くも勝ち点1をもぎ取った。

●ACL2023-24特設ページ

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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