コパ・アメリカ(南米選手権)を戦うコロンビア代表FWハメス・ロドリゲス(R・マドリー)が連日、ファンの子供たちへ温かい対応をみせている。スペイン『アス』が動画とともに報じた。

　ペルー戦を翌日に控えた20日の練習後、チームバスの前に佇んだ一人の少年。コロンビア代表10番のユニフォームを着たトマスくんは選手が出てくるのを待っているようだ。一連の様子をトマスくんのお母さんが撮影している。

　すると、バスに乗らずにトマスくんの前へまっすぐ歩いてきたハメス。興奮して「トマス!トマス!」と叫ぶ母親を横目に、トマスくんは緊張からか硬直した様子。やさしく話しかけてハグするハメスに少年もようやく笑顔をみせる。母からペンを受け取ったハメスは、トマスくんが着ているユニフォームへサインした。

　サインしていると、再び母親が「トマス!トマス!」と絶叫。今度はFWラダメル・ファルカオ(マンチェスター・U)が笑顔で近づいてくると、トマスくんと握手した。呆然としたトマスくんだったが、両親へ促されると、ハメスの似顔絵も描いた手紙をプレゼント。「よく似ているね!」と笑顔で話すハメスに少年は嬉しそうな表情をみせた。

　コロンビア代表はC組最下位で最終戦を迎えるなどナーバスな状況にも関わらず、ハメスはやさしい対応。その後のペルーとの試合は0-0で終わったものの、コロンビアは3位へ食い込み、グループリーグ突破を決めている。

　なお、ハメスはグループリーグ初戦のベネズエラ戦(0-1)後にも、チームバスのなかへファンの少年一人を招くと、やさしくハグしてから2ショットを撮影。少年は突然の出来事に涙を流しながら、写真を報道陣へ披露していた。

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