beacon

3年前の再現なるか…クラブW杯開幕弾狙う広島MF青山「明日も点取る」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 3年ぶりに日本で開催されるクラブW杯が10日、日産スタジアムで開幕する。1回戦には開催国代表としてJリーグ王者のサンフレッチェ広島が登場。オセアニア代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)と対戦する。

 3年ぶり2回目の出場となる広島に対し、オークランドは5年連続7回目の出場。クラブW杯の経験という意味ではオークランドに“一日の長”があるが、広島の森保一監督は「出場回数は違うが、そのことが明日の試合に影響するとは思わない」と断言した。

 広島は9日、試合会場で公式練習を行った。記者会見には森保監督とキャプテンのMF青山敏弘が出席。そのコメントをクラブの公式サイトが伝えている。

「オークランド・シティは経験があるため、選手もチームも落ち着いて試合に入ると思うが、我々にもクラブW杯の出場経験はある。Jリーグを制し、自信を持って臨んでいる。どちらが有利ということはない。我々も落ち着いて試合に臨めると思っている」

 指揮官は落ち着いた表情でそう語った。広島がクラブW杯初出場だった12年大会の1回戦でもオークランドと対戦。後半21分、青山がミドルシュートを決め、1-0で世界大会初陣を制した。

「前回、対戦したときの映像を見た」という青山は「みんなから『若いね』と言われた」と笑い、「あのときはJリーグで初優勝し、その勢いを持って大会に入ったが、今回は落ち着いているし、充実している」と、3年前との違いを語った。

「大きな舞台で戦えることは楽しみ。僕自身は昨年、W杯を経験したが、それをチームに還元できると思っている」。日本代表としてブラジルW杯でもプレーした青山。チームとしても前回のクラブW杯後、翌13年、そして今年とJリーグを制覇。森保監督も「2012年よりも、自信も経験値もかなり上積みして戦える」と自信を見せた。

 第2ステージ優勝を決めた11月22日の湘南戦(5-0)でのゴールなど、大一番に強い青山は「とても楽しみにしているし、明日も(前回のように開幕戦で)点を取る」と、3年前の再現となる開幕弾を誓った。

●クラブW杯2015特集

TOP