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完封に貢献の岩下、「残留争いのプレッシャーもいい経験」

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[9.22 J1第26節 浦和0-5G大阪 埼玉]

 今夏、ガンバ大阪に加わった背番号13が完封勝利に貢献した。清水から期限付き移籍で加入したDF岩下敬輔がリーグ戦では初めてCBでプレー。これまでは右SBを務めてきたが、「天皇杯(8日の関西大戦)でも今ちゃん(今野)とやっていたし、コミュニケーションは問題なくやれた」と、浦和の攻撃を完封した。

 鹿児島実高から入団した05年以降、清水一筋で来た岩下だったが、今年8月、今シーズン限りの期限付きで降格危機に直面していたG大阪に移籍した。岩下加入後は3勝2分1敗。「前半戦よりは勝ち点を稼げているし、もともと力のあるチーム。しっかり後ろが踏ん張れば、こういうゲームができる」と力を込めた。

「勝つしかないし、勝ち点3だけを目標にやっている」。厳しい試合の続く残留争いにも「こういうプレッシャーも自分のいい経験になる」と充実した表情を見せた。「個人としてもチームとしても、これをいい方向に持っていければいいし、調子がいいチームを相手にこういう試合ができたことは自信になる」。攻撃の救世主がFWレアンドロなら、長期離脱中のDF中澤聡太の穴を埋める岩下が守備の救世主になる。

(取材・文 西山紘平)

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