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悔しさ通り越した長友 「中学生とプロのレベル」

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[6.15 コンフェデレーションズ杯A組 日本0-3ブラジル ブラジリア]

 言葉にならなかった。見せつけられた力の差。DF長友佑都(インテル)は「すべてにおいてレベルが違う。もう悔しいという気持ちを通り越している」と、完敗を認めるしかなかった。

「中学生とプロのレベル。僕が中学生のレベルで、向こうがプロのレベル。個のレベルが違いすぎる。日本代表の選手でブラジル代表に入れる選手は一人もいない。それぐらいの違いがある」

 昨年10月の欧州遠征でも0-4の完敗。あれから8か月。自分たちがどれだけ成長し、どれだけ差を詰めたかを見せたかった試合は「何も変わっていない。むしろ(差は)開いている」と、世界のトップがはるか遠くの存在だということを思い知らされた。

「僕はずっとW杯優勝を目指すと言ってきたけど、腹を抱えて笑われるレベル」。そう唇をかむ長友だが、1年後のブラジルW杯に向け、目標設定を変えるつもりはない。「グループリーグ突破とか、ベスト8とか、その目標を立てて、もしもそこにたどり着いたとき、その先が見えない。達成感が出たらチームは終わる。相当厳しいというのは、僕自身、みんなよりも分かっているけど、そこを目指さないといけない」と言葉を絞り出す。

「この結果で言うのは恥ずかしいけど、トップを目指したい。自分の人生なんで。笑われても構わない。笑ってください」。いまだかつて味わったことのない屈辱。それでも、ここで下を向き、立ち止まるわけにはいかない。「越えられない壁ではないと思っているし、この1年の僕の努力次第だと思っている」。最後は自分に言い聞かせるように必死に前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

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