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柿谷が1トップで先発へ 「チームを背負う以上の責任がある」

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 東アジア杯に向け、韓国で合宿中の日本代表は20日、同国北部の坡州(パジュ)で練習を行った。21日の中国戦(ソウル)に向けての最終調整。FW柿谷曜一朗(C大阪)が1トップで先発デビューする可能性が高まった。4-2-3-1での戦術練習。前日19日の練習では1トップとトップ下、2つのポジションをこなした柿谷だが、この日は最初から最後まで1トップを務めた。

「いつもどおりやりたい。一番前でできるし、ゴール前でのプレーをやりたい。スルーパスが出るタイミングというか、ボールも来るので、動き出し次第で得点のチャンスはあると思う」。ゲーム形式の練習では、トップ下に入ったMF高萩洋次郎からの鋭いスルーパスに走り込み、柔らかいタッチでコースを変えてゴールに流し込んだ。

 この日、主力組と見られるチームに入った初選出組は柿谷、高萩、MF山口螢、MF青山敏弘の4人。FW工藤壮人、DF森重真人を含めれば、11人中6人がA代表で出場歴がない。「僕もそうだけど、みんな硬いと思う。でも、硬い、硬いと言っていても、明日が試合。全員が思い切ってやれたら」。中国戦はこれまでにないフレッシュな顔触れが並びそうだ。

 柿谷にとってはU-19日本代表の一員として出場した08年のAFC U-19選手権以来、5年ぶりに日の丸を付けてプレーすることになる。「ほんま久しぶりに国を背負う気持ち。(所属)チームを背負う以上の責任があると思う。でも、プレッシャーに負けずに、自分らしくプレーしたい」。誇りも、責任も、日本代表だからこそ感じられる。

 練習前のミーティングでは、初戦で対戦する中国の映像も見た。「技術がしっかりしているし、体も強い。当たり負けしないことが大事」。1トップで先発となれば、相手を背負う場面も増え、厳しいプレッシャーにさらされることになる。荒れた展開になることも多い中国戦。それも覚悟の上だ。

「プレーしていれば、故意のファウルか、そうじゃないかは見分けが付く。ただ、プレーすることには変わりない。常に冷静に。でも、やられたらやり返すぐらいの強い気持ちを全員が持っている。局面で負けないようにしたい」。若いころから天才と呼ばれ、その将来を嘱望され続けてきた逸材。挫折を味わい、回り道もしながら、しかしひと回りもふた回りもたくましくなって、いよいよA代表のピッチに立つ。

▼戦術練習でのチーム分け
[青ビブス組]
    柿谷

原口  高萩  工藤

  青山  山口

槙野      駒野
  森重  栗原

[ビブスなし組]
    豊田

山田  大迫  齋藤

  扇原  高橋

徳永      森脇
  千葉  鈴木

(取材・文 西山紘平)

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