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無敗同士の対戦はエバートンがチェルシーを下し、今季初白星を挙げる

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[9.14 プレミア・リーグ第4節 エバートン1-0チェルシー]

 プレミア・リーグは14日、第4節を各地で行い、エバートンとチェルシーが対戦した。エバートンは開幕から3分、チェルシーは2勝1分と両チーム無敗で迎えた一戦は、エバートンが1-0で勝利。チェルシーにリーグ戦初黒星を付けている。

 チェルシーは、夏の移籍市場の終盤に獲得したFWサミュエル・エトーをスタメンで起用。カメルーン代表FWは、前半4分にMFラミレスからのクロスを最終ラインの裏で受けて、挨拶代りのヘディングシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。

 時間の経過とともにエバートンがボールポゼッションで上回るが、ゴールを挙げられない。逆に前半28分にはGKティム・ハワードのパスミスをチェルシーのMFアンドレ・シュールレに奪われ、エトーにパスをつながれてしまう。エトーが無人のゴールにボールを蹴り込むと思われたが、MFガレス・バリーが懸命に戻ってブロックし、得点を許さなかった。

 エバートンも細かいパス回しで、チェルシーゴールに迫っていく。前半終了間際には、右サイドからのクロスをFWニキツァ・イェラビッチがヘッドで折り返す。これをFWスティーブン・ネイスミスがゴールに押し込み、エバートンが1点を先行して前半を折り返した。

 後半の立ち上がりから、1点を追うチェルシーが猛攻を仕掛ける。ラミレスのパスから抜け出したシュールレが、GKハワードと1対1になり、ループシュートでゴールを狙ったが、右サイドネットに外れる。その後もMFエデン・アザールが強烈なシュートを放ったが、GKハワードの正面に飛び、得点にはつながらなかった。

 ゴールの欲しいチェルシーは後半12分、MFフアン・マタ、シュールレをベンチに下げ、MFフランク・ランパードとMFオスカルを同時に起用した。ボールを支配するチェルシーだが、得点を挙げられない。同24分にジョゼ・モウリーニョ監督は、DFアシュリー・コールを下げて、FWフェルナンド・トーレスを起用した。

 耐えてきたエバートンも、後半26分には連続でCKを獲得する。競り合いの中で、DFダビド・ルイスがDFシルバン・ディスタンを押したが、ハワード・ウェブ主審は笛を吹かずに、プレーを流した。その後もチャンスをつくるが、GKチェフの守るゴールを割ることはできない。同44分にはDFレイトン・ベインズが直接FKからゴールを狙ったが、ボールはクロスバーに嫌われる。

 終盤は集中した守備でチェルシーに決定機を与えなかったエバートンが、今季初勝利を挙げた。一方のチェルシーは、PK戦の末に敗れたUEFAスーパー杯のバイエルン戦に続き、公式戦連敗となっている。


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