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手倉森ジャパンにA代表コーチ、J3参戦のU-22選抜チーム監督もスタッフ入り

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 リオデジャネイロ五輪を目指すオリンピック代表チームの指揮を執る手倉森誠監督が11日、都内で就任記者会見を行った。手倉森ジャパンの初陣となる来年1月のAFC U-22選手権(オマーン)に出場するU-21日本代表メンバーも発表。いよいよリオ五輪に向けて本格的に動き出した。

 仙台の監督として天皇杯を残している手倉森監督は最大で来年元日までシーズンが続く。U-21日本代表は1月5日に集合し、オマーンに向けて出発する予定で、準備期間はほとんどない。そこで、10月に中国で行われた第6回東アジア競技大会、および11月のミャンマー遠征でU-20日本代表を監督として率いた日本協会技術委員の霜田正浩氏がコーチングスタッフ入り。今回のU-21日本代表メンバーに関しても、霜田氏を中心に技術委員会が主導で選考した。

 手倉森監督は「このチームにずっと携わってきた霜田さんがザッケローニ監督の戦術を落とし込みながら、これまでの大会を戦ってきたという話は聞いている。今回はコーチとして入ってもらっているので、コミュニケーションを取りながら、この大会で勝つためのチームを構築していきたい」とコメント。霜田氏に限らず、フル代表につながる一貫強化のため、今大会ではA代表のマウリツィオ・グイードGKコーチ、早川直樹コンディショニングコーチもコーチングスタッフに名を連ねた。

 五輪アジア予選は前回大会までのホーム&アウェー方式から中立地でのセントラル方式に変わった。15年に開催される第2回AFC U-22選手権がリオ五輪予選を兼ねることが決まっており、AFC U-22選手権予選もセントラル方式で行われる予定だ。

 原博実技術委員長は「今までの五輪予選と変わって、2回のセントラル方式で(予選が)終わる。前回は五輪予選とA代表の試合が日程的にかぶることもあったが、それが少なくなると思う」と説明。「A代表のコーチングスタッフが五輪代表でもコーチを兼任するなどフレキシブルにやりたい」と、これまで以上にA代表と五輪代表のコーチングスタッフを兼任にするなどの対応を考えていることを明らかにした。

 AFC U-22選手権後のコーチングスタッフ体制については「(チームが)動きながらやりたい」と流動的に考えていることも明かした原委員長だが、来季からスタートするJ3に参加するJFA/Jリーグ U-22選抜チーム(仮称)の監督を務める予定となっている高畠勉氏は同代表チームのコーチを継続的に兼ねることになりそうだ。

 J3に参加するU-22選抜チームは、週末のリーグ戦で所属クラブではメンバー入りできなかった選手たちで編成。所属クラブでメンバー入りするかどうかは試合ごとに変わるため、ある程度の大枠の中から試合のたびにメンバーは入れ替わる見通しだ。また、前日など試合直前に集合し、ほぼぶっつけ本番でJ3の試合に臨むことになり、試合はすべてアウェーゲーム(全試合、対戦相手の本拠地で戦う)。このチームでの強化が、リオ五輪に向けても重要なポイントとなる。

 原委員長は「試合経験が乏しいのが、この世代の一番の課題だと思っている。所属クラブで週末のメンバーに入らなかった選手をJ3に参加させて、試合を経験させる。経験を積む場所が欠けているので、J3を借りて、全試合アウェーで、真剣勝負の場を増やしたい。クラブで出られるならクラブで出たほうがいいが、練習試合しかできない、あるいは練習試合もできないというクラブもあるのであれば、いい選手にはJ3を経験させたい」と、その狙いをあらためて説明した。

 ある意味では高畠氏と“二人三脚”でチームを強化していくことにもなる手倉森監督は「(U-22選抜チームの)短期間のトレーニングや試合を見るのもそうだが、高畠監督とコミュニケーションを取りながら、選手ともコミュニケーションを取れる機会があれば、自分としてもいいと思う。選手にとって試合経験を積むのは絶対にいいことなので、うまくサポートできれば」と、協力体制を強めていく考えを示した。

(取材・文 西山紘平)

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