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本田のミラン移籍にザックも太鼓判「十分にセリエAで戦える」

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 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は12日、ミランへの加入が決まったMF本田圭佑について言及し、「十分にセリエAで戦える」と太鼓判を押した。

 ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは11日にクラブの公式HPで「本田は2014年1月3日からミランの選手になる。契約にサインをした。彼は10番を付ける」と明言。CSKAモスクワも同日、本田が契約満了により退団することを発表した。

 ザッケローニ監督は「そのニュースは私ももちろん聞いたが、どこまでオフィシャルなものなのか分からない」と前置きしたうえで「ガッリアーニが発言したということで、本田がミランに行くことになるとすれば、彼の持っている技術やフィジカルは十分にイタリアで、今のセリエAで戦えると思っているし、当然、彼の活躍を祈っている」と語った。

「本田は技術面、戦術面だけでなく、強いパーソナリティーを持っている選手で、それはミランでプレーするには必要不可欠な要素だと思う。ビッグクラブでプレーするには、強い気持ちを持ち合わせていないと難しい」

 本田の能力、個性であればミランで活躍できると確信するザッケローニ監督だが、そうなるまでには勝ち抜かなければならないポジション争いもある。「歴代の10番にはいい選手たちがそろっている。レギュラー争いも熾烈になると思う」。そう指摘した指揮官は「香川がマンチェスター・ユナイテッドに移籍することになったときにも、『移籍して入団することが到達点ではなく、あくまでスタート地点であり、ビッグクラブでレギュラーとしてコンスタントにプレーしてこそ、ビッグクラブの選手だ』と言った覚えがあるが、その言葉をそのまま本田にも送りたいと思う」とエールを送った。

(取材・文 西山紘平)

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