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注目MF柴崎岳「このチームで出られていることは自分にとって凄くプラス」

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 W杯イヤーである2014年がスタートした。その中で特に注目の存在がJリーグを代表する名門クラブ、鹿島アントラーズで欠かせない存在となっている21歳MF柴崎岳だ。プロ入りからまだ3年。彼はどのような意識で自分自身を高めてきたのか。その技術をより際立たせるであろう新たな武器、「みんなに履いて欲しい」というスパイク「パティーク 11プロ」についても語ってもらった。

―クラブにおける自分自身の役割が大きくなってきている
「ルーキーじゃないですし、これまで以上に責任が大きくなってくると思っていますし、チームの中での役割もこれまで以上に大きくなるなと思います。(自分だけでなくそれぞれが)チームのことを考えながら、チームのために、チームが勝つために、練習の中でのレベルアップをしなければいけない。ひとつの練習の中でもセレーゾは高い意識を求めますし、そういった部分が見えない選手は容赦なく、外される。今はチームとしても若手とベテランが融合してやっていますけれど、上手く行っている方ではないかなと思います」

―チームが若くなってきたことで考えられるメリットとは
「目先の勝利も大切ですし、Jの中では結果ということが必要ですけど、2、3年、あるいはその後のことを考えると、(昨シーズンから)出ている若い選手たちが中心になって、力をつけてやっていくというのは非常にいいことかなと思います」

―チームとしても凄くポテンシャルを感じるが、それは柴崎選手の中でも肌で感じるものがある?
「若手の出場機会というのが非常に多いですし、そういった部分を任されて(監督が)セレーゾが就任したというのも多少あるのかなと思いますし、これからが楽しみなチームのひとつだと思います」

―個人としての成長という部分で、同じ環境のなかでも自分の意識を高いところへ持って行くことで成長の速度は変わってくるということだったが、現状その成長については?
「成長していると思います。自分の中ではそう思いますし、出場機会を得られているというのは一番大きいです。大事な時期である若いうちにこうやって試合に出られている。そして経験を積みながらやれている。それがJ2のチームでもないし、J1の下のチームでもない、この鹿島アントラーズというチームで出られているというのは自分にとって凄くプラスかなと思います」

―その意識の変化というのはどれくらいから自分の中で実感するもの?
「最初の試合と例えば10試合目とか、ボクは3年目で70試合くらい出ていますけれども感じ方というのは1試合1試合違いますし、慣れという部分もあると思う。出場試合数によって役割が変わるという訳ではないですけど、試合に出ている以上、チームの一員としてやらなければならないですし、それはボクのポジション的にも自分の中で考え方も段々変わってくるし、受け止め方も段々変わってくる。それは突然不意に変わるものではなく、時間をかけて試合数や練習の日数だったり、プロの生活を重ねて行く上で段々と自分の中での責任感だったり、立ち位置もそうですけど、チームの中での役割も段々変わってくるものかなと思います」

―監督がセレーゾに代わって彼から学んだことや彼から気付かされたことは
「監督は3年間で3人。1人と1年ずつやっていますけれども、一際個性が強い監督だなと思います。イタリアでやっている経歴もありますし、そういった部分でブラジル的でもありながら、結構細かいところまで求められます。戦術というか、チームの中での決め事をしっかりと持ちながらやっている監督かなと思いますね。個人としては選手としての時代を知らないのでどうとも言えないですけれど、周りのスタッフからはこういうプレーヤーだったと言われることもあります。それについては、(監督から)話を聞いていると、今のボランチにも求められている『もっとこういうプレーをしてくれ』とか『こういう場所に入ってくれ』という注文はありますし、簡単に言うと、『オレのようなプレーをしてくれ』と言っているような感じは見受けられますね(微笑)」

―実際に監督のプレー映像は見たことがない?
「ダイジェストですけど、映像を持っているスタッフの人がいて、『セレーゾだよ、これ』と言われてたまたま見たんですけど、その映像を見て練習の指示とかも納得だなと思いました」

―「オレのようなプレー」とは具体的に言うと
「非常に攻撃的ですし、どちらかと言うと、前線への関わり方ですね。守備の面で言われている役割はほぼない。簡単な決まりごととして『これはやってくれ』というのはありますけれども、もっともっとゴールへの動きや仕事ということも言われている感じはあります」

―前に出て行く回数とかは意識しているところかなと思うが、その部分でシンクロするところがある?
「一昔前のボランチと比べて、今のボランチは得点力のところを求められていると思います。得点力とあとどんな形であれ、ゴールに関わること。アシストもそうですし、その一つ前のプレーもそうですし、高い位置でプレーすること。もはやボランチは守備的なイメージではなくて、どっちかと言うと、第3のアタッカーというイメージですけど、やっぱり元の仕事であるディフェンスの部分もしっかりとやらなければいけない。そうなると、運動量を上げなければいけないということで走れるボランチ。そして攻撃性に秀でているボランチ。今で言えば守備だけやっていればいいというボランチはどんどん外されていく時代なので、そういうところはセレーゾの指示とボクの考えはマッチしているかなと思います」

―ボランチ以外を挑戦したいと思ったことは
「ないですね。一番楽しいと思えるポジションですね、中央のポジションは。ポジションはあってないような自由なものですから。サッカーは非常に流動的になるスポーツなので、シャドーであれ、ボランチであれ、戻る時は戻るし、上がる時は上がっていく。その中で中央のポジションはボクに合っていると思います」

―「パティーク 11プロ」についての話を。自身のスパイクの好みやこだわる部分は?
「ボクはあまりフィット感がないスパイクは好きではないです。言葉で説明するのは難しいんですけど、ボクは履いてみてその感覚で選んでいるタイプ。皮とかフィッティングもそうですし、あとシンプルなデザインはずっと変わらずに履いていますね」

―日本限定モデルの「パティークX」と世界共通モデルの「アディピュア11プロ」を融合した「パティーク 11プロ」。製作者サイドにこうして欲しいというニーズを伝えた部分は
「このスパイクについてはボクも制作に関わらせてもらいました。ベースとなるスパイクをボクは何回も履いて『もっとこうした方がいいじゃないか』とか話をさせてもらいました。これは一般向けという部分もあると思うので、そういう人たちが履く場合に足裏の突き上げの感覚が気になるとか、ポイントの位置の修正とか、結構注文をさせてもらいました」

―完成したものを履いた印象は
「(じっくりタメて)イイッスよ。履いてボールも蹴りましたし、ちょっとした運動もしたんですけど、根底は今までのもの(アディピュア11プロ)と変わらないと思うんですよね。(アディピュア11プロは)ボクも好んでずっと履いていたものですし、(完成前から)合わないということはないと思っていました。格好よくないですか? みんなに履いて欲しいんですけどね。履いた感覚が今までそんな違わない。スパイクが変わったのに、履いた感覚が変わらないということは選手にとって大きい。高校生にとっても履きやすいと思います」

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(取材・文 吉田太郎)



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