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フォルラン不発のC大阪は3連覇目指す広島に敗れる

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[3.1 J1第1節 C大阪 0-1 広島 ヤンマー]

 J1は1日、2014シーズンの開幕を迎え、ヤンマースタジアム長居ではオフの大型補強で話題を呼んだセレッソ大阪と、Jリーグ2連覇中のサンフレッチェ広島が対戦した。ボール保持率では上回ったC大阪だが、広島のゴールを割ることができない。後半26分に広島のDF塩谷司に1点を決められると、その後の反撃も実らずに試合終了。先発出場したFWディエゴ・フォルランも不発に終わったC大阪は、黒星スタートとなった。

 ホームのC大阪は、ACLの浦項戦(1-1)で先発したFW杉本健勇をベンチに置き、日本代表FW柿谷曜一朗とウルグアイ代表FWフォルランの2トップで開幕戦に臨んだ。対する広島は、ACLの北京国安戦(1-1)で右WBに入っていたMFミキッチに代わりMFファン・ソッコ、ボランチのMF丸谷拓也に代わり、新加入のMF柴崎晃誠が先発入りしている。
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 互いに探り合う展開となった序盤、最初に決定機をつくったのはC大阪だった。高い位置でボールを奪うと、フォルランから柿谷にボールがつながり、柿谷が左足のループシュートでゴールを狙う。しかし、これはGK林にキャッチされて得点にはならない。同15分にもC大阪は、MF山口蛍の縦パスを柿谷が落とす。これを南野がシュートしたが、クロスバーを越えて行った。

 前半19分には広島もチャンスをつくる。最終ラインの裏に抜け出したMF野津田岳人がシュートに持ち込んだが、GKキム・ジンヒョンにセーブされる。これで得たCKからMFファン・ソッコが入れたボールをFW石原直樹がヘッド。さらにFW佐藤寿人がゴール前でコースを変えようとしたが、わずかに届かず。ボールは左へ逸れて行った。C大阪の攻撃を凌ぎながら、隙を伺う広島は、同26分にも出足の良いパスカットからDF塩谷司がボールを持ち上がり、ミドルシュートでゴールを狙ったが、左足のシュートは枠を越えて行った。

 C大阪も前半27分に酒本のロングフィードをフォルランがフリック。背後で柿谷がボールを受け、リターンパスを出す。距離のある位置からフォルランはシュートを放ったが、こちらも枠を捉えることはできなかった。

 広島の堅い守りの前に、なかなかシュートまで持ち込めなかったC大阪に、絶好のチャンスが訪れる。前半35分、山口が千葉に倒されてFKを得る。これをフォルランが直接狙ったが、ボールは壁に当たる。その3分後には広島もFKを得て野津田が左足でゴールを狙ったが、ボールはGKキム・ジンヒョンにキャッチされた。

 前半終了間際にも、両チームはチャンスをつくる。まずは43分にC大阪はロングボールを相手DFがクリアーしたゴール前のこぼれ球をフォルランがボレーで狙ったが、枠を捉えられない。同44分には広島も野津田のCKから塩谷がヘッドでゴールを狙ったが、クロスバーをわずかに越えた。結局、両チームとも得点を挙げることはできずに、スコアレスで前半を折り返した。

 後半の序盤もC大阪が攻めたてる。9分には柿谷からのパスを受けた南野がPA内からシュート。ボールはDFに当たりながらも枠に飛んだが、GK林が鋭い反応を見せて枠外へはじき出した。

 後半16分には左サイドで南野が倒れながら前方に送ったボールが、柿谷につながる。柿谷がドリブルで仕掛けPA外で背後から来た柴崎に倒される。こぼれ球を拾った長谷川がシュートまで持ち込んだが、家本政明主審は柿谷が倒れた瞬間に笛を吹いており、ゴールは認められない。このFKをフォルランが直接狙ったが、ボールは壁に当たり、浮き球はGK林にパンチングされた。

 広島は後半16分にファン・ソッコを下げ、MFパク・ヒョンジンを起用。さらに同20分にも佐藤を下げて、FW浅野拓磨をピッチに送り出し、選手交代で流れを変えようとする。22分には低い位置から青山がドリブルしてシュートを放ったが、ボールは枠を捉えられなかった。徐々にボールを持ち始めた広島は、25分にPA内で浅野が折り返したボールに石原が飛び込んだが、わずかに合わない。

 それでも後半27分には、先制点を挙げる。縦パスが2本つながると、石原がPA内にドリブルで仕掛ける。その石原が右から上げたクロスに、攻撃参加した塩谷が左足のボレーで合わせて、広島が1点をリードした。さらに31分にも広島は決定機をつかむ。中盤で扇原からボールを奪った柴崎が、左に展開。最後はフリーになった野津田が、PA内からシュートを放ったが、右に外して追加点を挙げられない。

 C大阪のランコ・ポポヴィッチ監督は後半36分にフォルランをベンチに下げ、FW杉本健勇をピッチに送り出した。39分には右サイドの高い位置で酒本がボールを奪い返し、アウトサイドでクロスを入れる。これが攻め上がっていた左SBの丸橋祐介にとおり、丸橋が左足でゴールを狙ったが、強烈なシュートはGK林のパンチングに阻まれる。40分には疲れの見えた扇原を下げ、MFゴイコ・カチャルを起用するが、ゴールが遠い。

 42分に最後の交代枠で広島はMF山岸智を下げて、MF宮原和也をピッチに送り出した。アディショナルタイムにはC大阪も長谷川に代えて、MF楠神順平を投入。左サイドの角度のない位置から柿谷がゴールを狙う場面もあったが、最後まで1点を挙げることはできなかった。このまま試合は終了し、3連覇を目指す広島が1-0で勝利。開幕戦を白星で飾っている。

(取材・文 河合拓)


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