beacon

新潟がシーズンまたいで6連勝!川又負傷交代も仙台に競り勝つ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.1 J1第1節 仙台1-2新潟 ユアスタ]

 2014シーズンのJ1リーグが開幕し、アルビレックス新潟はアウェーでベガルタ仙台に2-1で競り勝った。昨季はラスト5試合でクラブ新記録の5連勝。シーズンをまたいで6連勝とクラブ記録を更新し、敵地での開幕戦を白星で飾った。

 ホームでの開幕戦となった仙台はグラハム・アーノルド新監督を迎え、4-2-3-1のシステムを採用。前半16分には左SBで先発した大卒ルーキーDF二見宏志のロングスローからMF角田誠がヘディングシュートを狙うなど、序盤は試合のペースを握っていた。

 新潟はアクシデントにも見舞われた。前半11分の相手CKの場面でFW川又堅碁が味方選手と交錯し、左膝を負傷。その後もプレーを続けていたが、前半25分にFW鈴木武蔵との交代を余儀なくされた。エースの負傷交代という緊急事態。しかし、チームは動揺することなく、徐々に流れを引き寄せていく。

 前半36分、今季から背番号10を付けるMF田中亜土夢が右足でミドルシュート。これは枠を捉えていたが、広島に移籍したGK林卓人に代わって仙台のゴールを守るGK関憲太郎が弾き出す。それでも直後の39分、大分から期限付き移籍で加入したU-21日本代表DF松原健の右クロスが角田のハンドを誘い、PKを獲得。これをMFレオ・シルバが落ち着いて決め、新潟の1点リードで前半を折り返した。

 ところが、後半立ち上がりに2人目の負傷者を出してしまう。後半開始1分、DF舞行龍ジェームズがFWウイルソンと競り合った際に頭部を強打。ピッチに倒れ込み、そのままDF大野和成と交代した。すると後半7分に仙台が同点ゴール。PA内での間接FKから角田のシュートのこぼれ球をMF太田吉彰がつなぎ、MF富田晋伍が右足で流し込んだ。

 仙台は後半23分、今季から加入したニュージーランド代表MFマグリンチィを下げ、FW赤嶺真吾を投入。4-4-2にシステムを変更すると、同37分にはウイルソンの右クロスから赤嶺が右足ボレーで狙ったが、ゴール上に外れた。

 1-1のまま引き分けかと思われた試合終了間際の後半44分、新潟は左CKのセカンドボールを拾ったレオ・シルバからパスを受けた途中出場のMFホージェル・ガウーショがドリブルで切れ込み、左足を一閃。豪快なミドルシュートをゴールネットに突き刺し、土壇場で2-1と勝ち越した。

 後半アディショナルタイムのセットプレーのピンチにも、G大阪に移籍したGK東口順昭に代わる新守護神のGK守田達弥が体を張ったセーブでゴールを死守。2-1で競り勝った新潟が昨季後半戦の流れそのままに新シーズンも白星発進した。


▼関連リンク
J1第1節1日目 LIVE速報

TOP