beacon

独紙評価:左でフル出場の酒井高、チーム最低タイの採点も

このエントリーをはてなブックマークに追加

クラブ史上初の8連敗でシュトゥットガルトは危機的状況

 シュトゥットガルトDF酒井高徳は2日のブンデスリーガ第23節フランクフルト戦で、左サイドバックとして先発フル出場した。1-2とアウェーで逆転負けした一戦でのパフォーマンスに、ドイツメディアは厳しい採点をしている。

 フランクフルトMF乾貴士に出番がなく、日本人対決は実現しなかった一戦。シュトゥットガルトは鋭いカウンター攻撃を繰り返し、31分にFWマルティン・ハルニクが先制弾を挙げた。

 その後も多くの好機を生み出したシュトゥットガルトだったが、78分にはMFアレクサンドル・マキシムがチャンスを逃すなど、追加点を奪えず。すると終盤にはフランクフルトの反撃を受け、80分、89分と立て続けの失点で逆転負けを喫している。

 酒井高は多くのボールタッチを記録しながら自らシュートも放ち、積極性を示した。しかし、失点には絡まなかったものの、マッチアップしたフランクフルトの右サイドバック、DFセバスティアン・ユンクに多くのクロスを許すなど、守備で課題も見せている。

 ドイツ『ビルト』(チーム平均点3.64)の採点で、酒井高は、DFゲオルグ・ニーダーマイアーやマキシムとともに、チーム最低タイの5と低い採点がつけられた。チーム単独で最高点だったのは、GKスヴェン・ウルライヒの2。ハルニク、負傷明けのMFクリスティアン・ゲントナー、1年半ぶりに先発出場したFWカカウは3だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 『キッカー』(チーム平均点3.7)でも、酒井高はDFアントニオ・リュディガー、DFアルトゥール・ボカ、マキシム、MFモリツ・ライトナー、カカウとともに、4と平均以下の点数だった。チーム単独最高点はウルライヒの2.5で、ゲントナーとハルニクが3と及第点だった。

 シュトゥットガルトはこの黒星で、クラブ史上初となるリーグ8連敗。降格圏と勝ち点で並んでしまい、15位と低迷している。クラブは4日にトーマス・シュナイダー監督の去就に関する決断を発表する予定。次節は最下位ブラウンシュヴァイクをホームに迎える。

 一方、フランクフルトは降格圏との勝ち点差を6に広げ、12位に浮上した。次節はハンブルガーSVと敵地で対戦する。

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2013-14特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP