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JFAが退場による出場停止の扱いを変更…差別に対する懲罰規定も明記

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 日本サッカー協会(JFA)は14日、4月1日より懲罰規定が一部変更されると発表した。

 大きな変更となるのは、退場による出場停止処分の適用対象試合についてで、これまでは大会に関係なくその処分を受けた試合の次の公式戦にて適用されていたが、変更後は同一大会における次の試合にて適用される。

 例としてはリーグ戦でレッドカードを受けた場合、これまでは次の試合がカップ戦の場合、その試合で出場停止の消化が可能となっていたが、変更後はカップ戦の出場は可能となるが、リーグ戦で出場停止処分を消化しなければならなくなる。なお、同一大会内で出場停止処分が消化しきれない場合は、順次、次の公式試合に適用される。同一の選手が複数のチームで出場する場合も同様のルールが適用される。

 その他の変更点としては、昨年のFIFA総会において、採用を義務付けられた「差別行為」に対しての懲罰規定を明記。「人種、肌の色、性別、言語、宗教、又は出自等に関する差別的あるいは侮辱的な発言又は行為により、個人あるいは団体の尊厳を害する行為」を行った場合、最低5試合の出場停止処分や10万円以上の罰金等の処罰に科せられる。

 また適用条項がない場合の規定の追加や、処分通知に記載義務のある内容についての規定の追加、無期限処分の解除に関する規定の変更などがなされている。

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