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バルサ&メッシ、契約更新交渉が難航

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『マルカ』が報道

 バルセロナとFWリオネル・メッシの契約更新交渉が難航しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 バルセロナのサンドロ・ロセイ前会長はメッシの年俸を、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドが受け取る1800万ユーロ以上に引き上げることを約束。それは現在受け取っている額を1000万ユーロ上回るものだったという。

 ロセイ前会長はメッシと父親ホルヘ氏に昨年12月までにオファーを提示する約束をしたものの、それを守ることなく辞任。そして後任のジョゼップ・マリア・バルトメウ現会長は就任してすぐにオファーを提示したが、それはメッシ側の希望に沿うものではなかったようだ。『マルカ』曰く、新年俸はロセイ前会長と話し合っていた額には程遠く、インセンティブの条件がチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、毎シーズン達成可能なものではなかった模様。それに加え、これまでメッシ側が100%受け取っていた肖像権収入の一部譲渡のほか、クラブがカタール航空と契約を結んでいるために、トルコ航空との契約解消も求められたとされる。収入を減らす恐れもあるオファーに対し、ホルヘ氏は交渉を破談させることも考えたという。

 その後に再開された交渉で、メッシ側はロセイ前会長が約束した年俸額の引き下げを容認したものの、60%の公式戦出場やCL出場権獲得及び同大会のグループリーグ突破などを条件とした、インセンティブの契約額引き上げを要求したようだ。またメッシ側だけが契約しているスポンサーの肖像権については譲らない考えを貫きながらも、これまで肖像権収入を独占していたクラブ&選手で共有するスポンサー契約については、ある程度譲渡する意向を示したという。交渉は現在、メッシ側がこの逆オファーを提示したところでストップしている様子だ。

 また、バルセロナとメッシの契約年数は2018年までで変わることなく、両者の望む契約額の差異は年間900万ユーロ、5年間で4500万ユーロとなっているようだ。移籍金設定額に関しては、2億5000万ユーロから引き上げられることはないという。

 なおメッシが結ぶスポンサー契約の年収は、アディダス800万ユーロ、トルコ航空150万ユーロ、サムスン300万ユーロ、ウェイボ450万ユーロ、Qtel300万ユーロ、PyG150万、EAスポーツ120万ユーロ、ペプシ90万ユーロで合計額が230万ユーロ程となっている。


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