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川崎Fを称える小野伸二「食らいつくのに精一杯だった」

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[4.1 ACLグループリーグ第4節 川崎F2-1ウェスタン・シドニー 等々力]

 約1年半ぶりに日本のピッチに立った。元日本代表MF小野伸二にとって、2012年9月に清水からウェスタン・シドニー・ワンダラーズへ移籍して以来となる日本での公式戦。トップ下の位置でフル出場したが、終始、劣勢を強いられる試合展開になかなかチャンスをつくれなかった。

「(川崎Fは)パス回しのうまいチームで、食らいつくのに精一杯だった。一人ひとりが短い距離感でパスを回しているのが効果的だったと思う。うちとしては(プレスに)行くところと行かないところの使い分けが大事だったけど、全部食らいついてしまって、後半はつらい試合展開だった」

 川崎Fのパスサッカーを称えた小野は今年1月、コンサドーレ札幌と6月1日からの仮契約締結が発表された。A・リーグは第25節終了時点で3位。すでにブリスベン・ロアーのレギュラーシーズン1位が確定しており、ウェスタン・シドニーとしては2位を目指した戦いとなっている。

「リーグは残り2試合、ACLも残り2試合。残り少ない試合だけど、ACLではグループリーグを突破したいし、リーグ戦も2位を目指して必死に戦っているところ。コンディションもよくなってきているし、ケガなくできている。残りの試合も気持ちを込めてやっていきたい」。今はまだJ復帰後のことは考えず、ウェスタン・シドニーの選手として残された試合に全力を尽くすつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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