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崖っぷちの横浜FM、望みをつなぐ逆転勝利

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[4.2 ACLグループリーグ第4節 横浜FM3-2メルボルン・ビクトリー 日産]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2日、グループリーグ第4節を行い、G組の横浜F・マリノスはホームでメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦し、3-2の勝利を収めた。前半開始直後にPKで先制された横浜FMだが前半21分のFW伊藤翔、同27分のMF中町公祐の得点で逆転に成功する。後半は完全に主導権を握ってメルボルンゴールを脅かし続けると後半44分にMF兵藤慎剛が相手を突き放すゴールを奪う。その後1点を返されたもののACL初白星を収め、グループリーグ突破へ望みをつないだ。

 ここまで1分2敗で最下位に沈む横浜FMは、負ければ他会場の結果次第でグループリーグ敗退が決まる可能性がある崖っぷちに立たされていた。引き分けでも状況は好転しないため、是が非でも勝ち点3が必要な試合となっており、直前に行われたJ1第5節鹿島戦から先発3人を入れ替えて絶対に勝たなければいけない一戦に臨んだ。

 試合開始直後にいきなりスコアが動く。しかもホームチームではなく、アウェーチームのスコアが動いてしまう。前半5分、DFジェイソン・ゲリアに左サイドを突破されると、MF兵藤慎剛がPA内でファウルを取られてPKを与える。すると、そのPKをMFジェームズ・トロイージに決められて、横浜FMは先制を許してしまった。

 出鼻をくじかれる格好となった横浜FMは、直後からメルボルンゴールを脅かす。前半9分にMF藤本淳吾がミドルレンジからファーストシュートを放つと、直後の10分にはMF中村俊輔のCKをDF中澤佑二がドンピシャのタイミングで合わせる。さらに同11分には再び中村のCKをDFファビオが、同12分には中村が直接FKでゴールを狙った。得点を奪うには至らなかったものの、徐々に攻勢を強めていく。

 相手の速攻に冷や汗をかく場面もあったが、前半21分に同点に追い付く。MF小椋祥平が後方から送ったボールが相手DFの背中に当たると、すぐさま反応した伊藤が相手GKの動きを見切った鮮やかなループシュートでネットを揺らして試合を振り出しに戻す。さらに同27分には左SBのDF奈良輪雄太の送ったクロスを相手GKがファンブルしたこぼれ球を、最後は中町が左足で豪快に蹴り込んで、逆転に成功した。その後は一進一退の攻防が続き、2-1のまま前半終了を迎えた。

 後半序盤はともにボールを回しながらも、相手守備を崩し切ることができずになかなかシュートまで持ち込めない。そんな中、最初にチャンスを作ったのは横浜FMだった。後半7分、カウンターから抜け出した藤本が右サイドでフリーになっている中村へ。中村のリターンパスを受けた藤本が合わせるもDFに当たって追加点にはならなかった。しかし、その後も素早い攻守の切り替えで高い位置でのボール奪取を成功させるだけでなく、中村を中心に幾度となくシュートまで持ち込んだように完全に試合の主導権を握った。

 後半29分にはMF熊谷アンドリュー、さらに同32分にはMF佐藤優平を投入して、追加点を奪いに行く。その後も細かいパスワークでメルボルンを押し込み続けると、同44分に兵藤がPK献上の汚名を返上するダメ押しゴールを叩き込む。後半ロスタイムにMFジェームズ・ジェゴに1点を返されるも何とか逃げ切り、なかなか手が届かなかった初白星をようやく獲得した。

(取材・文 折戸岳彦)

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