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ブラジルW杯ではサポートメンバー断念か、原専務理事「前回より厳しい」

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 日本サッカー協会は3日、今月7~9日に千葉県内で合宿を行う日本代表候補メンバー23人を発表した。5月12日に発表されるブラジルW杯メンバー23人決定前最後の代表候補合宿は国内組の若手中心の構成で、U-19日本代表のFW南野拓実(C大阪)が2段階飛び級で代表候補初選出となった(メンバー一覧はこちら)。

 報道陣の取材に応じた原博実専務理事兼技術委員長は南野について「セレッソでのパフォーマンスにもいいものがある」と指摘。「今回の合宿は、代表に入れるかどうかを見るために手元で見てみたい選手を呼んだ。そうなると、当然入ってくる選手」と、U-21日本代表を飛び越えて飛び級招集となった19歳に期待を寄せた。

 また、原専務理事はW杯本大会でチームに帯同するサポートメンバーについて、今回は断念する可能性があることを明らかにした。前回の南アフリカW杯ではMF香川真司、DF酒井高徳、MF山村和也、FW永井謙佑の4人がサポートメンバーとして帯同。ベースキャンプ地での練習はもちろん、試合会場での公式練習や試合日もチームと一緒に行動できたが、原専務理事は「前回よりも厳しい」と、ブラジルではかなりの制約を受ける可能性が高いという。

「(試合会場で)チームと同じ導線で動けなかったり、同じバスに乗れなかったりする。それならそのまま(ベースキャンプ地の)イトゥにいたほうがいいかもしれないし、そもそもそんなに制限されるところに連れて行っていいのか。サポートメンバーを連れて行ったほうがいいのか、連れて行かないほうがいいのか。そこを含めて検討している」と、現時点ではサポートメンバーの帯同は難しいようだ。

[写真]4年前の南アフリカW杯ではサポートメンバーだったMF香川真司

(取材・文 西山紘平)

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