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復帰の長友がアシスト記録も…インテルは今季初PK生かせず14度目ドロー、スタンド大ブーイング

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[4.5 セリエA第32節 インテル2-2ボローニャ]

 セリエAは5日、第32節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでボローニャと対戦し、2-2で引き分けた。長友はフル出場を果たしている。

 ここのところ3試合勝ち星から見放されているインテル。長友も故障の影響からか、本来のパフォーマンスが出せておらず、前節のリボルノ戦はベンチから試合を見守った。今節は2試合ぶりの先発復帰。左MFでスタートした。

 いきなり長友がチャンスを作る。前半6分、MFリッキー・アルバレスからパスを、左サイドの深い位置で受けた長友が、DFを外してクロスを入れる。これに走り込んだFWマウロ・イカルディが、難なく左足で合わせて、あっという間に先制点が決まった。

 だが、前半35分、長友は失点に絡んでしまう。長友のサイドにボールが流れると、MFギョルギ・ガリッチと1対1の状況に。上手くかわされると、マイナスのクロスを入れられる。1本目のシュートはGKサミール・ハンダノビッチが好セーブで弾き出すが、こぼれ球をMFミケーレ・パツィエンツァに蹴り込まれ、同点になった。

 前半28分に故障のDFジュアンに代えてDFワルテル・サムエルをピッチに送り込んでいたインテルだが、後半8分に早くも2枚目のカードを切る。MFダニーロ・ダンブロージオに代えてMFマテオ・コバチッチを投入。この交代により、長友は右MFに移動。左MFにはアルバレスが入った。

 後半もスコアは動いた。まずは18分、MFエルナネスがドリブルで持ち上がり、イカルディにラストパス。エリア外から右足を振り抜くと、右ポストを叩いたボールはそのままゴールネットに収まり、インテルが勝ち越しに成功した。

 しかし後半28分、ボローニャは左サイドからDFアンドレア・マントバーニがクロスを上げる。競り合いの中でこぼれるが、FWパナギオティス・コネが倒れ込みながらも押し込み、再び試合を振り出しに戻した。

 インテルに勝ち越しのチャンスが巡ってきたのは後半39分。エリア内でFWロドリゴ・パラシオが倒され、PKを獲得する。インテルは今季32試合目にして初のPK獲得となった。しかしこのPKを、3枚目のカードとして投入されていたFWディエゴ・ミリートがGKのセーブに遭ってしまう。終盤の大ピンチも凌ぎ、このまま2-2で終えたインテルは、4試合連続勝ちなし。3試合連続ドローで、今季の引き分けは14度目となった。ジュゼッペ・メアッツァは大ブーイングに包まれた。

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