beacon

長男誕生の小林悠、自ら祝弾で“ゆりかごダンス”

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.22 ACLグループリーグ第6節 川崎F3-1蔚山現代 等々力]

 自らのゴールで長男誕生を祝った。川崎フロンターレは前半32分、MF中村憲剛の絶妙なスルーパスに反応したFW小林悠が左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でシュート。「(中村)憲剛さんからのパスは速いパスだったけど、自分から要求したし、いい流れでシュートまで行けた」。ゴール右隅に流し込む先制点で歓喜の“ゆりかごダンス”を披露した。

 今月9日に第1子の結翔(ゆいと)くんが誕生。「自分のゴールで(ゆりかごダンスを)できたことは一番うれしかった」。自身は長男誕生の直前に負傷し、初選出された日本代表候補合宿(7~9日)も辞退。それでも19日のJ1浦和戦(0-1)で公式戦5試合ぶりに復帰すると、復帰2戦目で復活ゴールを決めた。

「ケガから復帰して一つ目のゴール。ゴールを取るとノッていけるし、子供が生まれたことも含めて、意味のあるゴールだった」。これでグループリーグ突破も決定。「自分がケガをしていたときに、アウェーの中国で(貴州人和に)勝ってきてくれたことが大きかったと思う」と、チームメイトに感謝すると、決勝トーナメントへの意気込みを語った。

「アジアでもこういうサッカーをしているのはフロンターレぐらい。こういう楽しいサッカーで上に行けたらうれしいし、見ている人も楽しいと思う。できるだけ上に行って、いろんな人にフロンターレのサッカーを見てほしい」

 先制点の2分後、FW大久保嘉人が追加点を決めると、2度目の“ゆりかごダンス”も見せた。「(大久保)嘉人さんが『もう一回やろう』と言って、やってくれたのでうれしかった」。その大久保は試合後、「2人目、いってもらいますか。年子は大変だけど」と冗談交じりに笑った。早くも第2子誕生を期待?された小林は「計画的にちょっとまだ……」と苦笑いだった。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ACL2014特設ページ

TOP