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[JFAプレミアカップ2014]U-15年代の日本一決定戦組み合わせ決定!前回王者・大宮JYは青森山田中などと同組に!!

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 U-15年代の日本一を争う「JFAプレミアカップ2014 supported by NIKE」が3日から5日まで大阪府のJ-GREEN堺にて開催される。今大会の優勝チームは世界中の強豪たちが参加する「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ2014」(8月6日~9日、イギリス・マンチェスター)の出場権を獲得。中学年代で唯一「世界」につながる注目の大会だ。開幕を翌日に控えた2日には堺市内で組み合わせ抽選会が行われ、1次ラウンドの組み分けが決まった。

 出場全12チームの選手、コーチングスタッフが集まって開催された組み合わせ抽選会では、過去の世界大会に出場したFWリオネル・メッシやMFアンドレス・イニエスタ(ともに現バルセロナ)らのU-15年代当時の映像や、過去の世界大会優勝シーンなどが大スクリーンで流され、「世界を目指す」選手たちは食い入るようにそれを見つめていた。その直後、各チームの主将による抽選では関東地区代表の3チーム、四国地区代表の2チーム、そして南から九州地区代表、中国地区代表、関西地区代表・・・の順に抽選を行っていったが、真っ先にグループ4チームの顔ぶれが決まったのは昨冬の高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)選手権大会で優勝した浦和レッズジュニアユース(関東1、埼玉)が入ったグループA。浦和ジュニアユースに加え、03年大会王者で昨年3位のサンフレッチェ広島ジュニアユース(中国、広島)、関西王者のヴィッセル神戸U-15(関西、兵庫)、そして唯一の地域クラブであるF.C.コーマラント(四国、香川)が予選ラウンドで争うことになった。

 昨年の前回大会で初めて日本一に輝いた大宮アルディージャジュニアユース(関東2、埼玉)は、過去2度2位になっている名古屋グランパスU15(東海、愛知)、12年大会3位のアルビレックス新潟U-15(北信越、新潟)、そして唯一の中体連チームである青森山田中(東北、青森)と同じグループC。そしてグループBには04年大会優勝の柏レイソルU-15(関東3、千葉)をはじめ、コンサドーレ札幌U-15(北海道)、愛媛FCジュニアユース(四国1、愛媛)、大分トリニータU-15(九州、大分)とJクラブの育成組織4チームが同居した。昨年、世界を経験した大宮ジュニアユースの奥野誠一郎監督は「(昨年の選手たちは世界の)真剣勝負で得たものを(帰国後の大会などで)活かしてくれた。成果は凄いものがあると感じた。(世界大会は)何回も出たいと思う大会。(今年も)ここに出場したからには世界目指して一戦一戦大事に戦っていきたい」と意気込みを口にした。

 大会は予選ラウンド各グループ1位と各グループ2位のうち成績上位の1チームの計4チームが準決勝へ進出。決勝は5日に行われる。昨年、世界へ挑戦した大宮ジュニアユースは予選グループで敗退したものの、ドルトムント(ドイツ)やアーセナル(イングランド)など強豪がひしめくグループで2勝1分1敗。一昨年に世界大会に臨んだガンバ大阪ジュニアユース(大阪)は、世界2位という結果を残している。出場12チームは国内予選である「JFAプレミアカップ2014 supported by NIKE」を制し、世界で、非常に貴重な経験を積むことを目指す。

1次ラウンドの組み分けは以下の通り
[グループA]
浦和レッズジュニアユース(関東1)
サンフレッチェ広島ジュニアユース(中国)
F.C.コーマラント(四国2)
ヴィッセル神戸U-15(関西)

[グループB]
愛媛FCジュニアユース(四国1)
大分トリニータU-15(九州)
コンサドーレ札幌U-15(北海道)
柏レイソルU-15(関東3)

[グループC]
大宮アルディージャジュニアユース(関東2)
名古屋グランパスU15(東海)
青森山田中(東北)
アルビレックス新潟U-15(北信越)

(取材・文 吉田太郎)

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