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[JFAプレミアカップ]「風で上手く流れてくれた」広島ジュニアユースDF岡野が約40mのFK弾

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[5.5 JFAプレミアカップ決勝 広島ジュニアユース 2-0 柏U-15 J-GREEN S1]

 背番号15の左足から放たれたFKが、GKの頭上を越えて約40m先のゴールへ吸い込まれた。1-0の前半21分、サンフレッチェ広島ジュニアユースは右中間、ハーフウェーラインから10m入ったほどの位置でFKを得ると、キッカーの左SB岡野周太が左足を振りぬく。前線の選手に合わせると思われたボールに相手GKが反応するが、風に乗ったボールはGKの伸ばした手の先を越えてそのままゴールネットへ。「キックが得意。FKが入ったので、それでチームに勢いをつけられたので良かったです。風で上手く流れてくれたので良かった」という岡野はゴールを確認すると同時に両手を口元に当てて驚いたような仕草を見せると、すぐさま駆け寄ったチームメートたちの輪の中に吸い込まれた。

 左SBとして全5試合無失点の堅守に貢献。また攻撃面でも後半に自ら蹴った右CKのこぼれ球に反応して左足のパワーショットを打ち込むなど相手のゴールを脅かした岡野は優勝について「前からの守備を1試合通してできたことが良かった」と振り返り、世界大会「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ」(8月、イギリス)へ向けては「向こうの人は体格がデカくてフィジカル的には及ばないと思うので自分たちの技術を出して上に行けたらいい。今まで以上にボールを止めること、蹴ることを練習から意識していきたい。優勝目指してやっていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)

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