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[コマスポ]前期最終戦、昨季の借りを返せるか

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第88回関東サッカーリーグ1部第11節は15日、古河市立古河サッカー場で駒澤大が東京国際大と対戦する。前節の慶大戦、 開始直後に先制を決められ、その後も追加点を許してしまう。巻き返しを図るが、慶大の牙城を最後まで崩すことができず、2節連続の完封負けを喫してしまった。しかしその翌週から始まったアミノバイタルカップでは、攻守共に奮闘。総理大臣杯への出場権を獲得し、準優勝を手にした。それから1週間経つ前期リーグ最終戦。勝利で中断期間を迎えられるか注目だ。

 2年ぶりの総理大臣杯出場に向けて臨んだアミノバイタルカップ。カップ戦前には怪我人が相次いだ。しかし、FW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)など前線の競り合いから生まれたセカンドボールを奪ってからの仕掛けやサイド攻撃の徹底が上手くはまる。さらに、MF唐木沢真也(3年=前橋育英高)やMF斉藤純平(4年=秋田商高)などリーグ戦では出場機会にあまり恵まれなかった選手たちの奮闘により1回戦から準決勝まで無失点で勝利し、準優勝で総理大臣杯への出場権を獲得した。約3週間ぶりとなるリーグ戦では、大会で奮闘した唐木沢と斎藤に注目。唐木沢は相手に競り負けないフィジカルの強さと運動量が豊富でボールを持つ相手を追い回すのが特徴。カップ戦ではボランチというポジションながら通算3得点を決めた。斎藤は一瞬のスピードで相手から抜け出せて、大事な場面で粘り強さを見せるのが特徴。準決勝の国士舘戦では決勝点を挙げ、死闘を制した重要な試合に最も貢献した。東国大戦で勝利へのキーマンになるだろう。

 対する今節の対戦相手である東国大は駒大と同じく1部への昇格組。昨季埼玉県リーグから2部へと昇格してから1年目で頭角を現し、総得点と総失点共に1位。総合順位1位といった優秀な成績を収めた。昨季の対戦成績は1分け1敗。どちらも優勝の可能性のある最終節で引き分けたことにより、得失点差で東国大の優勝が決まり、苦杯を嘗めた。しかし、今季は10位と調子が出ない様子だ。注目すべきは東国大の主将MF若井祥吾(4年=浦和ユース)。巧みなテクニックと意表を突くプレーで中盤の要となっている。昨季はベストイレブンにも選出され、今季はチーム最多得点を決めている。

 前期最終節はリベンジマッチとなる。昨季天王山の最終節。先輩たちが優勝を逃し涙した相手との対戦。その借りを返すことができ、気持ちの良い前期戦折り返しができか期待したい。

(文 駒大スポーツ 清村亮太)

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