[6.18 W杯B組 スペイン0-2チリ リオデジャネイロ]

　勝利への執念は見せた。だが、本来のプレーを見せることはできなかった。チリ代表に0-2で敗れたスペイン代表は、大会を去ることとなった。この試合に先発出場したMFシャビ・アロンソは、前半16分にPA内に走り込みGKクラウディオ・ブラボと1対1になるチャンスを得たが、決定機を生かせず。その後も中盤で激しい守備を見せて、ボールを奪い返す場面もあったが、持ち味のパスでは精度を欠き、前半だけでベンチに退くことになった。

　2点を追う後半、MFコケとの交代でベンチを温めることになったシャビ・アロンソはチームメイトたちの反撃を待った。しかし、ついにゴールを挙げられないまま、試合は終了した。試合後、『マルカ』の取材に応じたシャビ・アロンソは「このような結果になるなんて想像もしてなかった。プライドが傷つけられたよ。それでも、歓喜のときと同様に、受け入れなければいけない。負けから学ぶこともある」と、唇を噛んだ。

「まったく予期していなかった失敗だ。僕らには勝利に対するハングリー精神が足りなかった。勝利にひたむきになることを怠っていたし、精神的にも肉体的にも準備ができていなかったのだと思う」と、悔やまれる大会を振り返った。

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