C・ロナウドとポルトガル生き残る!後半50分の“奇跡”の同点弾でアメリカとドロー
[6.22 ブラジルW杯G組 アメリカ 2-2 ポルトガル マナウス]
敗退の危機にあったポルトガル代表はアディショナルタイム突入後の後半50分にFWシルベストレ・バレラが決めた劇的な同点ゴールによってアメリカ代表と2-2で引き分け。1分1敗としたポルトガルは決勝トーナメント進出の望みをわずかにつないだ。ポルトガルは26日の最終節で同じく1分1敗のガーナと、引き分けに終わったものの2位を守ったアメリカは同じく1勝1分の首位・ドイツとそれぞれ戦う。
ポルトガルが敗退寸前で生き残った。ポルトガルは0-4で大敗したドイツとの初戦で退場したDFペペが出場停止。またGKルイ・パトリシオ、DFファビオ・コエントロン、FWウーゴ・アルメイダがいずれも負傷欠場したため、初戦から先発4人を入れ替えるという苦しい陣容だったが、前半5分に早くもリードを奪う。左サイド後方からMFミゲル・ベローゾがPAへグラウンダーのパスを入れると、アメリカDFが痛恨のクリアミス。後方に逸らしてしまったボールを拾ったFWナニが、フェイントでGKのタイミングを外してから豪快な右足シュートを叩き込んだ。
ポルトガルに完全にボールを支配されたアメリカにとっては、重い1点になると感じられた。ただ、プレッシングの甘いポルトガルに対してアメリカはカウンターなどからシュートシーンをつくり出す。10分、オープン攻撃から右サイドを突いたSBファビアン・ジョンソンが切り返して左足シュート。13分にはワンツーでジョンソンが倒されて得たFKをFWクリント・デンプシーが右足で狙い、17分にもスルーパスで右サイドを抜け出したデンプシーが右足を振りぬいた。
ポルトガルはウーゴ・アルメイダに代わって3トップの中央で先発したFWエルデル・ポスティガが前半15分に早くも負傷退場。またも起きてしまったアクシデントでリズムを崩したか、相手のブロックを打開できないポルトガルをアメリカが攻め立てる。27分には右サイドでDFと入れ替わったMFグレアム・ズシのパスから中央のデンプシーが右足シュート。右サイドで躍動するジョンソンの左足シュートや、強引に中央突破したMFジャーメイン・ジョーンズも左足シュートを放つなど、アメリカが前半のうちに追いつこうとする。
ポルトガルは前半終盤、わずかではあったものの、FWクリスティアーノ・ロナウドが会場を沸かせ出す。36分に右足ミドルを放ち、43分には枠を大きく外したものの、直接FKでゴールを狙った。カウンターからナニに好パスを通すシーンもあったエースにけん引され、攻勢の時間帯が続いたポルトガルは45分、ナニの右足ミドルが右ポストを叩き、跳ね返りを交代出場のFWエデルが右足で合わせる。だがアメリカはGKティム・ハワードが体勢を崩しながらも左手一本でゴールからかき出して追加点を許さなかった。
前半から飛ばし続けたアメリカは後半も右SBジョンソンを活用した攻撃でチャンスをつくり出す。10分、右サイドへのスルーパスをジョンソンがエンドラインぎりぎりから折り返すと、MFマイケル・ブラッドリーがダイレクトで右足シュート。GK不在のゴールを捉えたが、ポルトガルCBリカルド・コスタがゴールライン上でクリアする。
ビッグプレーで決定機を阻止されたアメリカだったが、スーパーゴールで同点に追いつく。19分、セットプレーのクリアボールを左中間で拾ったジョーンズが右へ持ち出してから右足シュート。鋭い回転のかかった一撃がゴール右隅へと突き刺さる。好守を連発していたGKベトが一歩も動くことのできない圧巻のシュートでアメリカが1-1とした。
ポルトガルも右サイドのナニの仕掛けからチャンスをつくるが、21分に右クロスのこぼれ球をMFラウル・メイレレスが叩いたシュートはGKハワードが阻止。35分には右サイドからカットインしたナニが左足を振りぬくが枠を外してしまう。
すると36分、アメリカに再び歓喜が訪れる。右サイドからの折り返しをブラッドリーが左足シュート。このこぼれ球を左サイドからMFグレアム・ズシが中央へ入れると、デンプシーが腹部で執念の勝ち越しゴール。アメリカが逆転に成功した。
敗れると敗退の決まるポルトガルは43分、MFジョアン・モウティーニョの右クロスからC・ロナウドがヘディングシュートを放つ。だがヒットせずにボールはゴール右外へ。エースが不発のポルトガルは敗退寸前に追い込まれた。だが5分間が提示されたアディショナルタイムに奇跡が起こる。50分、C・ロナウドの素晴らしい右クロスを交代出場のバレラが頭でゴールへ突き刺して2-2。土壇場で仕事をしたC・ロナウドとバレラが生んだゴールによって、ポルトガルは生き残った。
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敗退の危機にあったポルトガル代表はアディショナルタイム突入後の後半50分にFWシルベストレ・バレラが決めた劇的な同点ゴールによってアメリカ代表と2-2で引き分け。1分1敗としたポルトガルは決勝トーナメント進出の望みをわずかにつないだ。ポルトガルは26日の最終節で同じく1分1敗のガーナと、引き分けに終わったものの2位を守ったアメリカは同じく1勝1分の首位・ドイツとそれぞれ戦う。
ポルトガルが敗退寸前で生き残った。ポルトガルは0-4で大敗したドイツとの初戦で退場したDFペペが出場停止。またGKルイ・パトリシオ、DFファビオ・コエントロン、FWウーゴ・アルメイダがいずれも負傷欠場したため、初戦から先発4人を入れ替えるという苦しい陣容だったが、前半5分に早くもリードを奪う。左サイド後方からMFミゲル・ベローゾがPAへグラウンダーのパスを入れると、アメリカDFが痛恨のクリアミス。後方に逸らしてしまったボールを拾ったFWナニが、フェイントでGKのタイミングを外してから豪快な右足シュートを叩き込んだ。
ポルトガルに完全にボールを支配されたアメリカにとっては、重い1点になると感じられた。ただ、プレッシングの甘いポルトガルに対してアメリカはカウンターなどからシュートシーンをつくり出す。10分、オープン攻撃から右サイドを突いたSBファビアン・ジョンソンが切り返して左足シュート。13分にはワンツーでジョンソンが倒されて得たFKをFWクリント・デンプシーが右足で狙い、17分にもスルーパスで右サイドを抜け出したデンプシーが右足を振りぬいた。
ポルトガルはウーゴ・アルメイダに代わって3トップの中央で先発したFWエルデル・ポスティガが前半15分に早くも負傷退場。またも起きてしまったアクシデントでリズムを崩したか、相手のブロックを打開できないポルトガルをアメリカが攻め立てる。27分には右サイドでDFと入れ替わったMFグレアム・ズシのパスから中央のデンプシーが右足シュート。右サイドで躍動するジョンソンの左足シュートや、強引に中央突破したMFジャーメイン・ジョーンズも左足シュートを放つなど、アメリカが前半のうちに追いつこうとする。
ポルトガルは前半終盤、わずかではあったものの、FWクリスティアーノ・ロナウドが会場を沸かせ出す。36分に右足ミドルを放ち、43分には枠を大きく外したものの、直接FKでゴールを狙った。カウンターからナニに好パスを通すシーンもあったエースにけん引され、攻勢の時間帯が続いたポルトガルは45分、ナニの右足ミドルが右ポストを叩き、跳ね返りを交代出場のFWエデルが右足で合わせる。だがアメリカはGKティム・ハワードが体勢を崩しながらも左手一本でゴールからかき出して追加点を許さなかった。
前半から飛ばし続けたアメリカは後半も右SBジョンソンを活用した攻撃でチャンスをつくり出す。10分、右サイドへのスルーパスをジョンソンがエンドラインぎりぎりから折り返すと、MFマイケル・ブラッドリーがダイレクトで右足シュート。GK不在のゴールを捉えたが、ポルトガルCBリカルド・コスタがゴールライン上でクリアする。
ビッグプレーで決定機を阻止されたアメリカだったが、スーパーゴールで同点に追いつく。19分、セットプレーのクリアボールを左中間で拾ったジョーンズが右へ持ち出してから右足シュート。鋭い回転のかかった一撃がゴール右隅へと突き刺さる。好守を連発していたGKベトが一歩も動くことのできない圧巻のシュートでアメリカが1-1とした。
ポルトガルも右サイドのナニの仕掛けからチャンスをつくるが、21分に右クロスのこぼれ球をMFラウル・メイレレスが叩いたシュートはGKハワードが阻止。35分には右サイドからカットインしたナニが左足を振りぬくが枠を外してしまう。
すると36分、アメリカに再び歓喜が訪れる。右サイドからの折り返しをブラッドリーが左足シュート。このこぼれ球を左サイドからMFグレアム・ズシが中央へ入れると、デンプシーが腹部で執念の勝ち越しゴール。アメリカが逆転に成功した。
敗れると敗退の決まるポルトガルは43分、MFジョアン・モウティーニョの右クロスからC・ロナウドがヘディングシュートを放つ。だがヒットせずにボールはゴール右外へ。エースが不発のポルトガルは敗退寸前に追い込まれた。だが5分間が提示されたアディショナルタイムに奇跡が起こる。50分、C・ロナウドの素晴らしい右クロスを交代出場のバレラが頭でゴールへ突き刺して2-2。土壇場で仕事をしたC・ロナウドとバレラが生んだゴールによって、ポルトガルは生き残った。
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