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アメリカに試合終了直前の悪夢、クリンスマン監督「アンラッキーというしかない」

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[6.22 ブラジルW杯G組 アメリカ 2-2 ポルトガル マナウス]

 手中に収めかけていた決勝トーナメントへのチケット。アメリカ代表は後半アディショナルタイムに追いつかれて2-2で引き分け、最終節(26日)のドイツ戦でグループリーグ突破決定へ再チャレンジすることとなった。

 勝てば2連勝で決勝トーナメント進出の決まるアメリカは、立ち上がりにクリアミスから先制されながらも、すぐに堅守で流れを取り戻し、カウンターや右サイドで躍動していたSBファビアン・ジョンソンの攻撃力を活かしたサイド攻撃から何度もシュートシーンをつくり出す。そして後半19分、右CKのこぼれ球を左中間で拾ったMFジャーメイン・ジョーンズが右へ持ち出してから右足ミドル。強烈な一撃をゴール右隅へ突き刺して同点に追いつくと、36分にはMFグレアム・ズシが左サイドから出したラストパスをエースFWクリント・デンプシーが腹部で押し込んで逆転した。

 GKティム・ハワードをはじめ、集中した守りでポルトガルの反撃を封じていたアメリカ。このまま勝てば1試合を残して決勝トーナメント進出が決まる。だが、5分が提示された後半アディショナルタイムの終了直前に同点ゴールを被弾。1勝1分でグループ2位の座こそ守ったものの、試合後は悔しさのあまりユニフォームで顔を覆い、座り込む選手もいた。

 fifa.comによると、ユルゲン・クリンスマン監督は「最後の瞬間にゴールを奪われてしまったのはアンラッキーというしかない。選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。決勝トーナメント進出までの旅はこれで少しばかり長くなってしまうが、しかしドイツを倒して次に進みたいと思う。この引き分けには少しフラストレーションを感じるが、しかしもう二度とこのようなことが起こらないように懸命に努力を重ねていきたい」とコメント。またFIFA選定のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたハワードは「(結果には)少しがっかりしたが、しかしまだ楽観的でいる。決勝トーナメント進出に片足を突っ込んだと思ったが、まだ道半ばといったところだ。最後の試合にむけて、これを向上のための良い機会と捉えたい」と前を向いていた。


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