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エース封じを誓う山口「リスクは覚悟」

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 エース封じの役目を果たす。MF山口蛍(C大阪)はコロンビアの要注意選手として「10番が攻撃の起点。そこはしっかりと守りたい」と、MFハメス・ロドリゲス(モナコ)を挙げた。

 4-2-3-1を基本布陣とするコロンビア。トップ下に入るハメス・ロドリゲスは変幻自在のパスと独特なリズムのドリブルでチャンスメイクするだけでなく、2戦連発中と得点力も高い。ギリシャ戦(3-0)、コートジボワール戦(2-1)と、チームが挙げた全5得点に絡んでおり、まさにコロンビアの大黒柱だ。

 ボランチの位置で22歳の背番号10と対峙することになる山口はコロンビアの攻撃について「ショートカウンターが速くて、11番(フアン・クアドラード)とかスピードのある選手もいる。カウンターには気を付けたい」と、イメージを膨らませている。

「自分が試合に出たときはもう一人(のボランチ)が上がって、自分はリスク管理になると思う」と、どちらかと言えば守備的なボランチとしてチームのバランスを重視する山口は5月27日のキプロス戦から5試合連続でフル出場を続けている。これはFW本田圭佑と並んでトップタイの数字。MF長谷部誠、MF遠藤保仁という不動だったダブルボランチの牙城を崩し、1対1の強さや献身的な守備、豊富な運動量などで中盤の主軸となった。

 チームとして2点差以上での勝利を目指す中、「全体的にラインは高くなるのかなと思う」と、よりリスクを取った戦いになる。「点を取りに行かないといけないし、それ相応のリスクは覚悟しないといけない」。守備の防波堤となる山口には、いつも以上のリスク管理が求められそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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