ブラジルW杯も決勝と3位決定戦の2試合を残すのみとなり、得点王争いにも注目が集まっている。準決勝終了時点で得点ランキングのトップに立っているのは、通算6ゴールのMFハメス・ロドリゲス(コロンビア)。これをMFトーマス・ミュラー(ドイツ)が5ゴールで追い、FWリオネル・メッシ(アルゼンチン)とFWネイマール(ブラジル)が4ゴールで続いている。

　負傷離脱したネイマールは3位決定戦の出場は難しく、事実上、3人の争いだ。ハメス・ロドリゲスはチームがすでに敗退しており、これ以上、得点を伸ばすことができない。ミュラーはあと1点、メッシはあと2点で並ぶことができるが、FIFAの規定により、同一得点の場合、アシスト数の最も多い選手に「ゴールデンブーツ賞」が贈られる(アシスト数も同一の場合は出場時間が短い選手が優先される)。

　準決勝終了時点のアシスト数はミュラーが3、ハメス・ロドリゲスが2、メッシが1。つまりミュラーはあと1点取って通算6ゴールとすれば、アシスト数でハメス・ロドリゲスを上回り、ゴールデンブーツ賞を獲得できる。一方、メッシがハメス・ロドリゲスを上回るには3点取るか、2ゴール2アシストを記録する必要がある。

　ハメス・ロドリゲスが逃げ切るか、ミュラーが追い抜くか、それともメッシが決勝で爆発するか……。ミュラーがゴールデンブーツ賞を受賞すれば、史上初の2大会連続得点王(1選手がW杯で得点王を2度獲得すること自体が史上初)で、ドイツ人選手による3大会連続の得点王獲得となる(06年大会の得点王はFWミロスラフ・クローゼ)。

得点ランキング
※準決勝終了時点
1位:6得点
ハメス・ロドリゲス(コロンビア)2アシスト/399分
2位:5得点
トーマス・ミュラー(ドイツ)3アシスト/562分
3位:4得点
ネイマール(ブラジル)1アシスト/457分
リオネル・メッシ(アルゼンチン)1アシスト/573分
5位:3得点
カリム・ベンゼマ(フランス)2アシスト/450分
アリエン・ロッベン(オランダ)1アシスト/600分
アンドレ・シュールレ(ドイツ)0アシスト/155分
エネル・バレンシア(エクアドル)0アシスト/270分
ジェルダン・シャキリ(スイス)0アシスト/387分
ロビン・ファン・ペルシー(オランダ)0アシスト/458分

※国名のあとはアシスト数と出場時間

---

★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ
★全64試合の公式ダイジェスト動画を配信!!
2014W杯ブラジル大会動画ページ