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U-17日本代表は2戦5失点、浦田「修正できなかったのはチームの問題」

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[7.20 国際ユースサッカーin新潟第2節 U-17日本代表 2-3 U-17新潟選抜 新発田市五十公野陸上競技場]

 「相手のカウンターやセットプレーで一発でやられるというところを注意していたんですけど、そこでやられてしまったのが今回の試合だったと思います」とU-17日本代表の左SB浦田樹は相手の少ないチャンスで3点を奪われた守備面について指摘した。浦田は前半43分の同点ゴールの起点となったほか、左サイドをワンツーで切り崩したり、精度の高い左足を駆使して前線へ飛び出す味方に質の高いボールを配球。攻撃面では存在感を放ったものの、DFのひとりとして2戦合計5失点の守備を深く反省していた。「ミーティングでもカウンターだったりセットプレーから失点が生まれると言われていたので、そこを修正できなかったのはチームの問題だと思います」。

 後半開始直後にこの日2点目となるセットプレーからの失点。勝ち越されたが、チームはボールを支配して相手に圧力をかけ続けていただけに、2点目以上に縦パス一本でDFが振り切られて奪われた3点目が痛かった。今大会のU-17代表はセットプレーでも、カウンターでも、失点シーンではマークするべき選手に振り切られたり、寄せが甘くなったところを突かれてしまっている。それだけにCB村松航太は「失点したら1点差の試合を落としてしまう。守備からしっかりとしたい。一人ひとり、自分のマークをしっかり責任もってつくというところを、もっと試合中もハーフタイムもみんなで声を掛け合ってやらないといけないと思います」とより個々が責任感を持って守る必要性を説いていた。

 U-17日本代表は決定機を逸しているシーンが多いものの、ポゼッションから中盤で前を向いた選手がアクションを起こし、飛び出した選手へ正確なパスを通すというトレーニングの成果は出ている。得点はU-17メキシコ代表との最終戦でも十分に期待できるだけに守備の修正がポイント。この日の反省を活かして無失点で終える。

(取材・文 吉田太郎)

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