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途中出場の清武、実戦デビューで存在感を示す

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レッドスター相手に逆転勝利 酒井宏はフル出場

 29日にセルビア王者レッドスターとの練習試合に臨んだハノーファーは、この試合で3-2の逆転勝利を収めた。この一戦でDF酒井宏樹はフル出場を果たし、67分からプレーした新加入のMF清武弘嗣は新天地での実戦デビューで見せ場をつくっている。

 レッドスターは4分、12分と試合早々に2得点を決め、ハノーファーを苦しませた。さらに13分、ハノーファーFWホセルが一発退場となったが、その処分に対し、レッドスター側は相手の数的不利を望まずに、ホセルの代わりにFWアルトゥル・ソビエフが出場することを許している。

 そのソビエフがハノーファーの逆転勝利を導くことになった。ポーランド人FWは25分、主将ラース・シュティンドルのシュートが相手GKに弾かれたところを押し込み、38分には美しいロングシュートを決め、チームは前半のうちに追い付いた。

 さらに82分、シュティンドルからのスルーパスに反応したソビエフは、相手GKを超えるループシュートを決め、ハットトリックを達成。2013-14シーズン後半戦を負傷で棒に振ったFWの活躍でハノーファーが逆転勝利を手にした。

 なお、ハノーファーのタイフン・コルクト監督はこの試合に向けて、選手たちをなるべくフル出場させる意図を明かしていた。ホセルの代わりに入ったソビエフのほか、公式戦と同様、交代枠を3人に制限していたようだ。

 その中で、67分に先週加入したMF清武とセイフン・ギュルセラムを投入した。79分、シュティンドルが頭で落としたボールを受けた清武は相手選手を2人かわし、レッドスターのペナルティーエリア内に侵入。シュートは惜しくも相手GKに触れられゴールポスト方向に向けられたが、ハノーファーでの実戦デビューで早くも存在感を示した。

ハノーファー公式チャンネルのマッチレポートでは、その場面でのプレーについて「この79分目には、この男が持つポテンシャルを見せてくれた」と清武への期待をうかがわせている。

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