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[総体]「チームメートのパスのおかげ」東福岡FW木藤が8得点で大会得点王獲得

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[8.8 全国高校総体決勝 大津高1-4(延長)東福岡高 中銀スタジアム]

 大会得点王は東福岡高(福岡)FW木藤舜介(3年)が獲得した。準決勝までの5試合で積み重ねたゴール数は8。MF増山朝陽とMF赤木翼の両翼やU-18日本代表のゲームメーカー、MF中島賢星のサポートを受けながら、そのチャンスを確実にゴールへとつなげた木藤が勲章を得た。

 決勝では無得点。前半30分に左クロスから決定機を迎えながらもコントロールしきれないなど、決して納得の行くものではなかった。それでも180cmのストライカーは今大会、その強さと機動力も合わせてチャンスに絡み、ゴールでチームを勢いづけた。決勝でも抜け出しから決定的なクロスを配球するなど大津DFを攻略しようとしていたが、相手の堅い守りに苦しんだ。得点王を獲得したが、リードされた後半24分に交代したことは今後への糧となる。「きょうの試合もチームメートに勝たせてもらったので悔しかったですけど勝てて良かったです。得点王は本当にチームメートのパスのおかげで決めるだけってボールが多かったので、チームメートに感謝したいです」と感謝した。

 今後は全国得点王ということでより厳しいマークを受けることが予想される。だが得点王はそのための準備をしっかりとして、DFたちを打ち砕くつもりだ。「練習からチームメートに厳しく来て、と言ったりそういう環境をつくって、それを剥がせるようにやって行きたいです」。全国舞台で証明した得点力を今後もチームのために発揮し続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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