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[Fリーグ]仙台に3度のリードを奪われた浦安が辛くも引き分けに持ち込む

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[8.10 Fリーグ2014/15第8節 浦安3-3仙台 浦安]

 Fリーグは10日、第7節の5試合を各地で行い、浦安市総合体育館ではバルドラール浦安ヴォスクオーレ仙台が対戦した。前節、大分に勝利した浦安だったが、開始7秒で先制ゴールを決められると、その後も相手にリードされる苦しい展開となる。それでも、後半19分にFP星翔太の7試合連続となるゴールで追いつき、3-3で試合を終えた。

「浦安は、立ち上がりにプレスを掛けてくる。その背後を狙った」と、試合後に仙台の比嘉リカルド監督が明かしたように、仙台はキックオフから最初のサインプレーでゴールを決める。左サイドを抜け出したFP藤本豊が、日本代表GK藤原潤の守るゴールを破ると、その後は自陣にFP4人が引き、ボールを奪ってからの速攻で追加点を狙った。

 ボールを保持しながらも、GKクロモトの好セーブもあり、追いつけなかった浦安だが、前半14分にケガ明けのFP高橋健介が左サイド深い位置からシュート。GKクロモトのニアサイドを抜けたボールが、ゴールに転がり込んだ。

 前節、大分に今季初黒星を付けた浦安だが、この日はピリッとしない。前半15分には仙台GKクロモトが攻撃参加してくると、ボールを回され、最後は左サイドから古巣対戦となったFP清水誠に強烈なシュートを叩きこまれる。同18分にFP荒牧太郎の左足ミドルで追い付いたが、「自分たちで試合を難しくした」という米川正夫監督の振り返る通り、警戒していた形からの失点を喫してしまった。

 後半も浦安がボールを保持する時間は変わらないが、スタミナの落ちて来た仙台の攻撃が精度を欠いていく。しかし、仙台は後半16分、FP影浦俊介が長い距離のドリブルを仕掛けると、浦安のFPの対応が遅れる。ほぼフリーの状態でゴール正面からシュートした影浦がゴールネットを揺らし、仙台が3度目のリードを挙げた。

 このまま仙台が守り切り、Fリーグ初勝利を挙げるかと思われたが、それを許さなかったのが星だった。パワープレーに出た中で、後半19分にゴール前でFKを見ると「コースが空いていた」と、右足を振り抜く。ゴール前の清水に当たったボールが、ゴールに決まり、浦安が同点に追いついた。その後もパワープレーを続行した浦安に対し、仙台もFP今井翔が決定的なボールの奪い方をするが、「どうなったか分からない」という今井は、シュートの際に足を滑らせて、ボールを無人のゴールに飛ばせず。3-3で試合は終了し、両チーム勝ち点1を分け合っている。

 駒沢体育館でのセントラル開催となる次節、浦安は町田と対戦。仙台は府中と対戦する。

[写真]ボールキープするFP星翔太。7試合連続ゴールにも「最低限の仕事ができているだけ」とクール

バルドラール浦安 3-3(前半2-2) ヴォスクオーレ仙台
<得点者>
[浦]高橋健介(14分)、荒牧太郎(18分)、星翔太(39分)
[仙]藤本豊(1分)、清水誠(15分)、影浦俊介(36分)

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