beacon

スタンダールは昇格クラブに敗戦…川島は加入後初の5失点

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.15 ベルギーリーグ第4節 ペルウェルス5-2スタンダール・リエージュ]

 ベルギーリーグは15日、第4節の2試合を行った。日本代表GK川島永嗣とFW小野裕二が所属するスタンダール・リエージュは敵地で昇格組のペルウェルスと対戦し、2-5で敗れた。川島はフル出場したが、スタンダール加入後初の5失点を喫した。小野はメンバーから外れている。

 スタンダールは開始からホームのペルウェルスに攻め込まれる時間が続いた。それでも前半9分、セットプレーからゴールネットを揺らしたが、FWイゴール・デ・カマルゴのキーパーチャージで得点は認められなかった。同13分、MFフランソワ・マルケのロングフィードに左サイドを抜け出したデ・カマルゴが、左PA手前から思い切りよく左足を振り抜き、豪快にゴールに突き刺した。

 劣勢の中、先制に成功したスタンダールだったが、この日は守備の寄せの甘さが目立つ展開に。前半19分、左サイドからの折り返しをFWアブドゥレイ・ディアビーに右足で押し込まれ、1-1。同23分には、プレスが遅れたところを突かれ、MFアニス・バドリにミドルシュートを決められて1-2と逆転されてしまう。さらに同33分には、ディアビーにこの日2点目を決められ、1-3と2点のリードを許した。

 前半のうちに点差を縮めておきたいスタンダールは前半終了間際の43分、自陣からのロングフィードにFWヤニス・ムボンボが競ってこぼれたボールをFWトニー・ワットが右足ダイレクトシュート。ドライブ回転のかかったボールはゴール直前で鋭く落ち、GKの手をかすめてゴールに突き刺さり、2-3で前半を折り返した。

 後半開始から攻勢を強めたスタンダールは同15分、MFポール・ジョゼ・ムポクが高い位置でボールを奪って、強引にシュートまで持ち込むが、わずかにゴール右へと外れた。その後も得点を挙げられず、同点にできないでいると、同22分にCKからDFベンジャミン・ドゥラクールにフリーでヘディングシュートを決められて2-4と再び2点差となった。

 後半32分にはムボクのスルーパスに抜け出したデ・カマルゴがGKと1対1の決定機を迎えるが、シュートは右ポスト外側をかすめていった。前がかりになっていたスタンダールは同40分にカウンターを受けて、バドリにダメ押しゴールを決められる。試合はそのまま2-5でスタンダールが敗れ、今季初の連敗を喫した。

 スタンダールは19日に欧州CLプレーオフ第1戦でロシアリーグのゼニトと対戦する。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP