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復帰のロビーニョ、セレソンの新顔へ「特別なしごきをするつもり」

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 9か月ぶりにブラジル代表へ招集されたFWロビーニョ(サントス)が後輩たちへの"しごき"を明言した。ブラジル代表は5日にコロンビア代表、9日にエクアドル代表と国際親善試合を戦う。

 ロビーニョはFWフッキ(ゼニト)の負傷を受けて、セレソンへ追加招集。昨年11月のチリ戦以来となるブラジル代表への復帰を果たした。今夏にミランを退団し、古巣・サントスへ戻った30歳のストライカー。ドゥンガ監督の率いる新生・セレソンの雰囲気作りへ一役買うつもりのようだ。

 『ESPN』のインタビューに応じたロビーニョは、「これまでも、セレソンのチームの雰囲気はいつも素晴らしいものだったよ。僕が若いときには、ロナウドロベルト・カルロスから厳しい"洗礼"を受けたんだ。今度は僕の番。初めて代表にきた彼らには、特別な“しごき”をするつもりだよ」とユーモアたっぷりに話した。

 ロビーニョの“標的”となるのは、MFエベルトン・リベイロ(クルゼイロ)やFWリカルド・グラル(クルゼイロ)だという。

 ユーモアを交えて話したベテランFWだったが、自身については「僕がレギュラーになれるかどうかは分からない。でも、いつでも準備はしておくよ。キャプテンにだって、選ばれてもいいようにね」と淡々と話した。

 ブラジル国内では、30歳のロビーニョが4年後のW杯を目指すのは、現実的には厳しいという声も上がっている。しかし、ロビーニョは「多くの人が僕がもう30歳だという事実に驚くよね。サッカー選手のキャリアというのは、一瞬のように短いものなんだ。でも、チャレンジするかどうか選択する権利は僕にあるんだよ。4年後にW杯へいくことができるよう、願っているさ」と前を向いた。

[写真]2006年のブラジル代表トレーニング、左からロビーニョ、ロベルト・カルロス、ロナウド

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