「最もリスペクトされる選手」

　元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏は、FWウェイン・ルーニーがキャプテンに適任だと主張した。

　ブラジル・ワールドカップを終えたイングランドは、スティーブン・ジェラードやフランク・ランパードが代表引退を決断した。ジェラードからキャプテンマークを引き継いだのがルーニーである。

　しかし、その初陣となったノルウェーとの国際親善試合では、パフォーマンスがふるわなかった。主将のPKで1-0と勝利したが、楽観できる内容ではなかったはずだ。

　かつてイングランド代表でキャプテンを務めたベッカム氏が、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように話した。

「彼は今のチームで最も経験豊富な選手の一人だ。数選手が代表を去った今、彼はチームで最もリスペクトされる選手だよ。若手はウェインにインスピレーションを受ける。彼はハートで戦う選手で、みんながその情熱を見たがっているね」

　大役を終えたジェラードやランパードには敬意を表した。

「スティービーが代表のキャプテンから退いて、本当に悲しい。でも、彼はある程度年を重ねたら代表を引退してリヴァプールにより集中する必要があると言ってきた。自分の国の代表から退くというのは、勇気ある決断だ」

「フランクも同じように引退した。長年戦ってきたから、やはり悲しい。彼はクラブでのプレーに集中することを選んだ。それはみんなが尊重すべきことだね」

　ジェラードとランパード、2人の代表キャップ数を合わせると220にもなる。