beacon

U-21代表FW野津田「ゴールに絡むのが自分の良さなのに」と反省

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.10 トレーニングマッチ U-21日本代表0-0全日本大学選抜]

 4-3-3のインサイドハーフとして前半の45分間プレーしたFW野津田岳人(広島)だが、アジア大会前最後の練習試合としてはチームとしても個人としても内容に乏しく、不完全燃焼。「あまりうまくいかなかった。リードして終えないといけなかったのに得点できず、失点しそうな場面もあった」と反省が口を突いた。

「ゴールに絡むのが自分の良さなのに、そこが出来なかったことが良くなかった」と表情を曇らせた。広島で与えられているポジションより1列低い位置でのプレーとあって、守備の比重が高くなっているという状況ではあるが、本人としては攻撃面でもっと特長を出していきたいという思いなのだろう。「時間がたつに連れてみんながやり方を分かってきたけど、もっと(プレーの)精度を上げていかないといけない」と自身に課しているハードルは高い。

 7日のナビスコ杯浦和戦で広島を準決勝に導く貴重なゴールを挙げてのU-21代表合宿参加だった。浦和戦では中盤での細かいパス回しの中から、意表を突く位置、意表を突くタイミングで左足を一閃。豪快なシュートの感触はまだ残っているはずだ。

「今日はチームのシュートが少なかった。前にボールが入ったら自分たちがもっともっとサポートしていきたい」。野津田が絡むことで日本の攻撃は間違いなく分厚くなる。アジア大会ではそれが求められる。

(取材・文 矢内由美子)

▼関連リンク
第17回アジア競技大会特集ページ

TOP