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セードルフ氏:「黒人監督がわずかなのは悲しい」

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「第3ハーフ」導入も訴え

 ミラン前監督のクラレンス・セードルフ氏は、自身のような黒人監督が欧州でごくわずかしか指揮を執っていないとして嘆いている。

 今年1月からミラン監督を務め、シーズン終了後に退任したセードルフ氏。UEFAの主催により11日にローマで開かれた差別撲滅のためのカンファレンスで、次のように述べたとイタリアなどのメディアが伝えている。

「黒人監督がほんのわずかしかいないのは悲しいことだ。黒人の元選手たちの中で、監督になった者がどれだけいる? 肌の色だけを見るべきではないが、それも一つの側面だ」

 試合後に相手選手と健闘をたたえ合う、前半・後半に続く「第3ハーフ」がかつてイタリアで導入されようとしたことがあったが、もう一度その考えを採り入れるべきだとセードルフ氏は主張した。

「フィオレンティーナが第3ハーフを始めたことがあったが、その後なぜ続けられなくなったのか分からない。ラグビーのように義務にするべきだと思う。心理的なアプローチが大きく変化することになるだろう」

「異なるやり方で、全員に敗戦を受け入れることを義務づけよう。3分間そこにいて、相手に手を差し出さなければならない。試合は終わったのだからね。サッカーの文化的改革となり、見る者たちに対しての啓蒙にもなるだろう」

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