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新戦力躍動のユナイテッド、QPRに4発で今季初白星

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ロホ、ブリント、ファルカオもデビュー

 プレミアリーグ第4節、マンチェスター・ユナイテッド対QPRの一戦が14日行われ、ホームのユナイテッドが4-0の快勝を収めた。

 開幕から3試合を終えて白星のないユナイテッド。ファン・ハール監督はこれまで採用してきた3バックを一旦封印し、チームが戦い慣れた4バックの布陣を敷いて確実に初白星を狙いにいく。

 左サイドバックにロホ、中盤にブリントが入り、ともに先発でユナイテッドデビュー。負傷から復帰したエレーラ、デビュー2戦目のディ・マリアも含め4人の新戦力がスタメン起用される一方で、最も注目のファルカオはベンチスタートとなった。QPRはリオ・ファーディナンドが先発で古巣オールド・トラフォードのピッチに立つ。

 序盤は圧倒的にボールを支配しながらも、決定的なチャンスはなかなか生み出せないユナイテッド。先制点は意外な形から生まれた。右サイド遠目からのFKをディ・マリアがゴール前に上げると、飛び込んだ選手は誰も触れず、弧を描いたボールがそのままゴール左隅に収まった。

 32分にはエリア外まで飛び出したデ・ヘアがボールに触れず、ゴールを空けて決定的なピンチを招いたが、フィリップスのシュートをエヴァンズがブロック。順調な流れに水を差しかねないピンチを辛うじて乗り切った。

 すると36分、ユナイテッドに追加点が生まれる。ディ・マリアが左サイドから長い距離をドリブルで持ち込み、並走から中央へ方向転換したルーニーへパス。自ら打ちにいったルーニーのシュートはブロックされたが、このボールをもう一度拾ってマイナスに落とすと、エレーラがペナルティーアーク内から正確なシュートを左隅に蹴り込んだ。

 これで完全に勢いに乗ったユナイテッドは、前半終了前に3点目を加えてほぼ勝負を決める。エリア手前で細かいパスがつながり、最後はエレーラからルーニーへ。やや足下に入ったボールを落ちついてゴール左隅に蹴り込み、リードを3点に広げて前半を締めくくった。

 後半は一旦攻撃の手を緩めたかに見えたユナイテッドだが、58分にはまたもディ・マリアのプレーから4点目のゴールが生まれる。左サイドからシュート性のグラウンダーのボールをエリア内へ送ると、これを受けたマタが蹴り込んで4-0とした。

 65分にもディ・マリアが絶妙な浮き球パスでファン・ペルシのチャンスを演出。勢いの止まらないユナイテッドは、69分にはついに待望のファルカオを投入し、オールド・トラフォードの熱狂は最高潮に達した。

 84分にはブリントが強烈なミドルでゴールを狙い、GKグリーンがこぼしたボールにファルカオが飛び込んだが、これはグリーンがもう一度セーブ。唯一訪れたチャンスをゴールにつなげることはできず、ファルカオの初得点は次節以降にお預けとなった。

 終盤にはジャヌザイに2度のチャンスもあったが決められず。それ以上の追加点こそなかったものの、ユナイテッドは4ゴールを挙げての快勝で今季初白星を挙げ、上位追撃に向けて最高の再スタートを切った。

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