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マドリーファン代表、カシージャスへのブーイングに…

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意見が分かれる

 13日のリーガエスパニョーラ第3節、本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのアトレティコ・マドリー戦(1-2)でブーイングを浴びせられたレアル・マドリーGKイケル・カシージャスだが、同選手の起用法については、ファンの間で意見が分かれているようだ。スペイン『マルカ』が伝えた。

 アトレティコの先制点を許した後、多数のベルナベウのファンがカシージャスに対して指笛を吹いた。その後には擁護をする喝采がブーイングをかき消したものの、マドリーの象徴に対して、これほど明確な批判が向けられたのは初のことだ。

 『マルカ』はこの一件について、マドリーのペーニャ(応援グループ)の代表者に意見をうかがっている。ペーニャ・カラバーニャのルフィノ氏は、ブーイングにこそ否定的な見解を示したものの、カルロ・アンチェロッティ監督がGKカシージャスを起用し続けることには反対の意思を示した。

「ブーイング、特にカシージャスに向けられるそれには全面的に反対だ。指笛を吹く必要はない。が、同時に彼にプレーしてほしくはない。そのような状態にないからね。思うに、(GKケイロル・)ナバスは出場機会を与えられるに値する」

 ソシオ(クラブ会員)の権利を守る目的で結成されたPTE規律委員会のホセ・ルイス・モレノ会長も、ルフィノ氏と同意見のようだ。

「すべてのファンが試合開始から終了までチームを応援しなくてはならない。イケルがブーイングを吹かれるに値するというのは同意だ。彼はプレーに臨むことに恐怖心を覚えている。志気を失っている状態だ」

 対して、ペーニャ・シンコ・エストレジャスのホセ・エミリオ氏は、「カシージャスを信頼し続ける。現在起こっていることについて、彼に責任はないよ」と、チームのキャプテンを擁護。また、ペーニャ・インパラのマヌエル氏は「クラブは商業的な補強をして、まったく意味のない選手退団が生じた。会長、監督の管理能力の問題だ」と、現在の状況を生み出した責任者としてフロレンティーノ・ペレス会長とアンチェロッティ監督の名を挙げている。

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