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柏ネルシーニョ監督が今季限りでの退任を発表「レイソルで仕事ができて良かった」

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 柏レイソルは17日、ネルシーニョ監督が今季限りで退任すると発表した。なお、今季終了までは指揮を執る予定。

 ネルシーニョ監督はブラジル出身の現在64歳。柏の指揮は2009年7月から執っている。以前からJリーグの経験は豊富で、1995年から96年4月まで当時常勝軍団だったヴェルディ川崎(現東京V)を指揮。2003年8月から05年9月までは名古屋の監督を務め、星稜高から加入したばかりのMF本田圭佑を積極的に起用するなど手腕を振るった。

 柏ではJ2降格なども経験したが、J1昇格初年度に初優勝をもたらすなど、以後は常勝軍団を形成。毎年、天皇杯、ナビスコ杯などのタイトルをもたらし、Jを代表するクラブへと導いた。昨年8月31日の鹿島戦で敗れた直後の会見で突如辞任を表明したが、9月5日に辞任を撤回し、指揮を続けていた。

 同日、代表取締役社長の萩原靖氏とともに会見に出席したネルシーニョ監督は「まだ、ナビスコ杯のタイトルを獲ること、J1リーグで順位を上げていく戦いの最中ですが、私から決断を早く公式に伝えたいとクラブにお願いをしました。プロとして大事な経験とさまざまな思い出がレイソルにありますし、与えられることができたと思います。ここまでクラブとともに、仲間とともに戦ってきて残した数字には非常に満足しています。また、フロントと選手の支えと理解があってこれまでやってこられた。レイソルで仕事ができて良かった。結果で貢献できたことをプロとして満足しています」と話している。

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