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[関東1部]取り組みの成果発揮する一撃、慶應義塾大MF加瀬澤が先制点

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[10.8 関東大学リーグ1部第16節 慶應義塾大 1-1 国士舘大 慶應義塾大学下田G]

 慶應義塾大の先制点は、2年生MFの取り組んできた練習の成果だった。MF加瀬澤力(2年=清水東高)は後半25分、右サイドから斜めにPAへ走り込んでMF山浦新のパスを引き出すと、タイミングいい左足ループシュートでゴールを破った。

 加瀬澤は今夏に行われた早稲田大との伝統の定期戦で抜け出してGKと1対1となるシーンがあったものの、ループシュートをミス。そこからのトレーニングでループシュートを大事な場面で決められる武器にしてきた。この日、結果を出した加瀬澤は「自分のやっていきたいプレーが上手くハマったと言うのは練習の成果が出たと思うので、プラスに考えていきたいなと思っています」と喜んだ。

 豊富な運動量でボールに多く絡み、遠目からでも積極的にシュートを打っていくプレーが持ち味。1年時から出場機会を得てきたMFはこの日、右サイドからの飛び出しやシュートでチームを引っ張ったが、追いつかれた直後の勝負どころで途中交代したことを悔しがった。「自分には足りていない部分だったり、やれていない部分だったり、満足していない部分がたくさんある。交代させられてしまうというのが、自分は悔しいというか。90分出るためにはチームの中で絶対的な存在にならないといけないですし、まだまだなれていないというのが現実。何が足りないのかということを自分の中で突き詰めないと上にはいけないのかなと思っている。常に向上心をもって日々過ごしていきたい」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)

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